旅行記録 |
JR東日本が主催する駅からハイキングへの参加記録です。 |
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歴史散策 江戸四ツ谷を歩く (四ツ谷〜四ッ谷) |
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2005年10月29日 / 約 8.5km / ◇四ッ谷駅→豊川稲荷→於岩稲荷→消防博物館→四ッ谷駅 | |||||||||||||||||||||||||||
これまで四ッ谷駅界隈はあまり縁がなく、今日歩くところも一部を除いて初めてのところばかりだったので、新鮮な思いで歩くことができた。
先を進むと、聖イグナチオ教会へ。1998年1月に竣工した建物のようで外観はとても新しい。中も天井からの光を受けて荘厳な雰囲気だった。
軽い坂を上っていくと、右手に豊川稲荷が現れる。ここらへんで、スタートの四ッ谷駅から1kmちょっとといったところか。とりあえず境内へ。
ふと、目の前の石碑が気になって見ると、なんだか数字?値段が書かれてる?…弐千円?…二千円にして、こんな石碑って変だな…なんて思ってよくよく見てみたら、弐千万円!!だった。そして隣も弐千万円。さらに隣は、五千万円!と途方もない金額が書かれていた。
迎賓館を後にすると、すぐに住宅地への細い路地に入る。
路地をそのまままっすぐ行こうとしていたら、新宿区のボランティアの人に「見ないと後悔するよ」とまで言われたので、寄ってみることにする。 まぁお墓がああるっていうことだけなので、これといってすごい!っていうことはないが、ここに服部半蔵が眠っているんだなぁ…なんて思ったが、そもそも服部半蔵のことは、よく知らなかったので調べてみた。案内している人が「忍者ハットリくんのモデルになった人です」となんて言っていたが、実際の本人とは全然イメージが違うんだけど…。モデルになったのは、名前だけのような気がする。そもそもなんであんなマンガになっちゃったんだろう? 住宅地の中を歩いていくと、お稲荷さんの幟が左右に見えてきた。どちらもお稲荷さんのようだ。左側は於岩稲荷田宮神社で「お岩のゆかりの地」とのこと。そういえば四谷怪談って言ったっけ。実は四谷怪談のこともよく知らない。出発前にもらったパンフレット(…というか、コピー)によると、そもそもお岩さんの話自体がお芝居だったと知らなかったのは不覚。知らないこと多すぎ。パンフレットと同じ内容がこちらに書かれてる。
住宅地を抜けると大きな通りに(外苑東通り)に出て、すぐの交差点に、少し変わった感じの高いビルが見えてきた。 これが消防博物館らしい。ちょうど地下鉄四谷三丁目駅の前にあたり、以前も所用で来たことがあったが、ここが博物館だとは知らなかった。一階が四ッ谷消防署だったので、気付かなかったのかもしれない。江戸時代から現在に至るまでの消防に関するあらゆる資料や展示が並ぶ。「消防」という切り口で歴史をひもといてみると、同じ歴史を見るのでもちょっと違った視点で見られて面白い。
地下にはこれまで活躍してきた消防自動車たちが展示されている。こんな地下に何台もの消防自動車が並んでいるのもちょっと不思議な感じ。自動車の並ぶすぐ隣では、ミュージアムショップがある。非常食などが売られているのは、消防博物館ならでは。 試食用としておいてあったのは、「そのままご飯」というもので、お湯で戻せば、文字通りそのままご飯としても食べられるし、そのまま食べてもいい。そのまま食べると、お米のお菓子みたいで美味しかった。
徳川家康が策(むち)を洗うために立ち寄ったとされるところから、「策の池」と呼ばれている。かつては滝のある大きな池だったらしいが、今となってはわずかに残る池の水だけが、その名残をとどめている。こんなに都市化が進んでしまったのに、それでもわずかばかりとはいえ池として水が残っていることは驚き。 途中新宿歴史博物館などもあったが寄らずに、そのままゴールの四ッ谷駅まで来てしまった。時刻は13時ちょっと前。出発は午前10時だから、のんびり歩いてこの時間なら、まぁいいでしょう。 おつかれさまでした。 おまけ 謎に満ちた光景(新宿区若葉)
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取材 2005/10/29 作成 2005/10/30 |