龍的思考回路 メニュー
はじめての方へ 定点観察…このサイトのメインページです 書店…これまでに読んだ本を紹介します 旅行…見たこと、感じたことをまとめてます 交通…鉄道を中心に交通関係の話題 建築…心に残る特徴的な建物を紹介 社会科見学…好奇心を満たされに出掛けよう ダミー…龍的思考回路のキャラクター いろいろ…その名の通り、いろいろ 地図索引…地図からこのサイトを検索 お問合わせ…何かありましたらお気軽に 鯉降渓谷鉄道…75cm×40cmのNゲージ鉄道模型 はじめての方へ 定点観察 書店 旅行 交通 建築 社会科見学 ダミー いろいろ お問合わせ 龍的思考回路

旅行記録

見出しへ 前のページにもどる

鎌倉・江の島2002

浄智寺


 鎌倉に行くのが年中行事になってしまったが、今回は、小ネタとして、回ったルートをまとめておこうと思う。どちらかといえば、ご報告というより記録みたいな感じかな。




 鎌倉へは、湘南新宿ラインを使えば、乗り換え1回で行くことができるようになった。しかし、まだ1時間に1本程度しかないために、座ってのんびりというわけにはいかなかった。

 出発してから、結局横浜を過ぎるまで、座ることもできず、鎌倉に着くまでに、朝食を済ませてしまおうという計画がったが、それもままならなかった。

 まずは、ともあれ、最初の目的地、北鎌倉駅へ。




      スタートは、北鎌倉駅から。

 久しぶりの晴れた週末で、北鎌倉駅は午前10時前ではあるけど、かなりの観光客で既に賑わっていた。

         
    
↑ なんか、指さされているし・・・   
 浄智寺

 北鎌倉駅から鎌倉市内方面に歩くこと数分。案内標識に従って、脇道を右にそれると、浄智寺。車の往来の激しい鎌倉街道を一歩入っただけで、いきなり落ち着いた雰囲気になる。そりゃ、猫もすっかりくつろぐってもんだ。で、のちのち気づくのだけど、鎌倉市内は猫が多いような気がする。なんとなくだけど。
 寺の由来などのご紹介は他の資料に譲るが、あまり目立った寺ではないけれど、名刹と呼ばれるにふさわしい感じの寺だった。

 葛原ガ岡・裏大仏ハイキングコース

 浄智寺をあとにして、ハイキングコースに入る。長い石段を上がり、山の奥へと進む。途中、意外と険しい山道や大きな段差もあり、日頃運動していない身体には堪える。けれど、思い切って段差を「えいっ」と飛び越えてみたり、坂を駆け抜けてみたりすると、不思議と小さい頃の遊んでいたときのことを思い出す。

     切り通し

 鎌倉はかつて幕府が開かれ政治の中心だったということは、いい国作ろう鎌倉幕府でおなじみだけど、この鎌倉に幕府を開いた理由のひとつが、この三方を山に囲まれ、残る一方は海という、まさに天然の要塞のような地形のためとも言われている。で、そのまんまでは、敵が入って来られないのはいいけど、自分たち味方だって苦労してしまうわけで、その山をいくつか切り開いて、外界と出入りするための場所を作った。これが切り通し。七つの切り通しがあって、ここはそのうちのひとつ、化粧坂(けわいざか)切り通し。ここも鎌倉らしい場所のひとつ。写真を撮りに来てる人も意外と多かった。


 佐助稲荷神社

 源氏山公園をさらに進み、山道を辿っていく。これまでもたびたび訪れたことのある佐助稲荷神社に着く。ここに着くまでの間にも、あちこち見かけたが、この付近一帯は、リスが多い。種類は「台湾リス」というから、まぁ台湾からやってきたんだろうけど・・・と、ちょっと調べてみると、どうやら一個人か小さな動物園から逃げ出して野生化したらしい。かなりの繁殖力で、増えすぎて困ってるらしい。気軽に餌をあげちゃいけなかったかなぁ・・・

     移動は江ノ電で

 鎌倉から江の島への移動は、やっぱり江ノ電。
2002年9月に開通100周年を迎える歴史の長い鉄道。わが国に現存する電気鉄道の中で、京浜急行大師線、箱根登山鉄道に次いで、3番目に古い。(開業当初から電車運転していた路線として)
 民家の軒先を縫うようにして走ったり、突然、道路との併用軌道になったりと、まるで模型みたいな雰囲気。


     

 極楽寺駅

 極楽寺駅は、その名の通り、極楽寺の目の前にある駅で、駅のたたずまいは、関東の駅百選にも選ばれるほど、独特の風情がある。ここにも先ほど書いた切り通しがあって、行ってみたのだが、すっかりごくご普通の道路になってしまっていた。




← 近所の葬儀社もありがたい社名

     稲村ヶ崎へ

 ちょっと寄り道して、海に出てみた。ダミーにとっては初めての海かも知れない。天気が曇ってきたせいか、人はあまり多くないようだった。もっと
波打ち際にダミーを連れて行こうとしたが、波にさらわれてしまったら、元も子もないので、この辺にしときました。

   
 いよいよ江の島へ

 稲村ヶ崎から、再び江ノ電に乗り、江ノ島駅(写真は帰りがけに撮影)へ。江ノ島駅から、ほとんど歩行者専用の道路を歩くこと数分。遠くに江の島が見えてくる。
 江の島へは歩行者専用橋の江ノ島弁天橋を渡る。途中で、江の島の裏手にある「岩屋」までの連絡船が、\300円であるけれど、とりあえず、徒歩で行って、帰りに利用しようということにした。

   
 江ノ島エスカー

 江ノ島といえば、エスカー・・・というと大げさだが、この存在感は、妙に大きい。もし、江ノ島をご存じない方でも、このエスカーとは何であるかは、おおよそ見当は付くとは思うけど・・・そうです。エスカレーター。そりゃ階段よりラクだけど、エスカレーターのためにお金を払うって言うのは、どうも抵抗があるな。


 ※ 写真は帰りがけに撮ったので、シャッターが降りている。

   
 江の島植物園

頂上?付近には、こんな植物園があるのだけど、先月末で一時閉鎖されてしまった。今となってはレトロ調の展望台なども改装されるらしく、この正面も一変されてしまうんだろうね。


↑ 第一岩屋と第二岩屋を結ぶ通路  
   

 「岩屋」到着

 江の島の一番奥まで来た。「岩屋」と呼ばれる波の浸食でできた、自然の洞窟。古くから信仰の対象とされてきたが、崩落の危険があるということで昭和46年に閉鎖されたが、平成5年に藤沢市によって再開されたとのこと。二つの岩屋がある。入洞料500円。
 写真は暗くてよく写らなかったので、ここでは割愛した。




亀石」

第一岩屋と第二岩屋の間にある、有名な「亀石」。潮位によっては、もっと亀らしく見えるんだけど。亀から海に泳ぎだそうとしているように見える。


 帰りは、先に書いたように、船で帰ろうと思ったら、天候不順と言うことで運休となってしまった。ということで、もと来た道をまた戻るという羽目に・・・



↑ 大船駅に到着した湘南モノレール   

 湘南モノレール

 江の島から大船までは、湘南モノレールで。
 江の島からの足として、忘れちゃいけない。慣れればなんてことないのだろうけど、レールは空中にあるわけで、ある意味空中を飛んでいるわけで、楽しい。わずか15分の旅だけど。ここでは登場していないけど、小田急江ノ島線のロマンスカーもあるし、JR横須賀線のオール二階建て電車、そして江ノ電・・・鎌倉・江の島は鉄道に関する興味も多い場所だ。

 今回は天候がよく、ハイキングコースを辿って、いつもよりかなりの距離を歩いたために、すっかりくたびれてしまった。とはいえ、春の鎌倉を満喫した一日でした。
 

2002/4/6