社会科見学

ヴェルサイユ宮殿

新婚旅行(フランス編) より


 ヴェルサイユ宮殿は、パリの近郊にある。市内から歩いていけるのかと思っていたら、結構離れているらしい。パリから南西に18km。ルイ14世が50年の歳月を費やしたとのこと。それにしても、世界史は特に弱い。


ヴェルサイユ宮殿の巻

かくれんぼしたら、絶対に終わらないような広さ。
 大広間とシャンデリア

 とにかく広い。こんなに広いと何ができるか考えてしまう。フットサルくらいは簡単にできそうだ。(写真左) 大きな窓からは広大な庭を望むことができ、窓と反対側は578枚もの鏡がはめられている。窓から入ってきた光を広間中に広げているので、とても明るい。夕焼けの時などは大変幻想的らしい。
 聞いた話によると、現在つられているシャンデリアのほとんどが、当時の資料に基づいて、復元されたものとのことだったが、この写真のものは、わずかに残されたシャンデリアの一つとのこと。(写真左)
 まぁ、ヨーロッパの歴史的建造物は、どこもそうなのだが、訪れる人に飽きさせないように・・・というつもりもないのだろうけど、至る所に装飾が施され、休む間もない。写真左が、日本ではやたら有名な、マリーアントワネット。フランスでは「なぜ日本人はマリーアントワネットのことばかり聞きたがるのか?」と不思議がる人もいるらしい。
 そういえば、日光東照宮などでも、天井や屋根にものすごい装飾が施されているケースもあったっけ。
寝室の一つ。

 ベッドはかなりの高さがある。落ちたら間違いなくケガをしそうだ。ちなみに僕もベッドで寝るが、落ちたのは、1回だけだ。
 右のお方が、ルイ14世。
おそらくは、この宮殿を建設するに当たって、あらゆる部分において研究がなされたのだろう。部屋の配置や絵画の内容、位置。庭の見え方・・・さまざま工夫が見る者を圧倒する。

右の写真は、遠近感を利用した廊下の絵。本物の左の廊下と間違えて、絵に突進する・・・んなことはない。
庭に出てみる。

あいにくの小雨模様で、あまり長時間外に出ていることができなかった。
 世界中から、観光客が押し寄せるパリ。フランスは、世界でもっとも外国からの観光客を受け入れている国と聞いたことがある。写真は、ヴェルサイユ宮殿前の駐車場。
 この駐車場でも、観光客におみやげを懸命に売り込む人たちの姿があった。彼らは出稼ぎの労働者たちで、彼らは、当然、こういった場所での販売行為は禁止されている。警察がいないのを見計らいながら、かつ隠れていては売れるものも売れないので、微妙な立ち回りが必要になりそう。もともとはフランスの旧植民地時代のアフリカ系民族が多かったようだが、最近は、アジア系民族の姿も増えてきたのだという。