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交通〜航空

YS−11

 

出会い


 ふと、あるウエブサイトで、YS-11が展示されている博物館があるという紹介を見つけ、さらに、近く内部を公開するということで、早速、埼玉県所沢市にある、「所沢航空発祥記念館」に行ってきた。(2002年10月27日)




 西武新宿線航空公園駅を出るとすぐに、YS-11の機体が目に入る。管理している「所沢航空発祥記念館」は、ここから数分歩いたところにある。

 マンションに囲まれた公園にたたずむその姿は、終の棲家としては、そんなに悪くないんじゃないかと、思った。理由は特にないけど。

 日時限定で行われる内部の一般公開というともあって、開始前には長蛇の列でもできているのかと思ったら、開始10分ほど前には、一組の親子連れだけだった。
 早速中に入る。



 機内は就航時そのままの雰囲気が保たれていた。
 機内の設備は、読書灯くらいしかなく、まるでちょっと昔のバスのイメージ。

 右の写真は、座席から見上げたところで、上から空調の噴出口と読書灯、一番下は読書灯のスイッチと、中央の赤いボタンは、客室乗務員の呼び出しスイッチ。呼び出す際は、押すのではなくて、手前に引く。

 座席から外を眺めてみる。非常口が開け放たれていて、外がよく見えた。身を乗り出してみると、特徴あるプロペラが・・・今にも回りそうな感じだった。

 外から見るとこんな感じ

 操縦席も後ろから覗くことができた。30年以上前に設計されているわけだから、あたりまえなのだが、ものすごい古さを感じる。この飛行機は引退しているけれど、同じ操縦席を持つ、YS-11がまだ空を飛んでいると思うと、なんだか不思議な感じがした。

 ちょっと名残惜しいが、外に出てみる。地上から機体までの高さが低いために、機体に備え付けのタラップを使って、直接地上に降りる。これまでこうした飛行機に乗ったことがなかったから、とても新鮮だった。

 振り返って、タラップを降りる人と比べると、そのバカでかいプロペラを改めて実感できる。直径は4m以上あるらしい。

 こうして見ると、機体本体より、プロペラのほうが大きいことがわかる。


 初飛行から30年以上も飛び続けただけに、さすがに古めかしい感じが至るところでするけれど、逆にそれが、安心感というか、信頼できる飛行機というイメージを作ってる。

 飛行機の車輪を間近で見る機会なんて、そうめったにあるもんじゃない。当然だが、ただ軸にタイヤが2個ついているわけじゃなく、なにやら複雑な仕掛けを目にすることができた。


 ↑ ダミーはここ


もう、すっかり街に溶け込んでいるYS-11だった。

こんなYS-11で、一度飛んでみたい・・思いが募った。

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2003/4