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航空機

交通 鉄道

日航機墜落

河村 一男/著
イースト・プレス

1,680円(税込)
 当時墜落した現場となった群馬県警察本部長そして日航機事故対策本部長を務めた著者が、当時の状況を克明に振り返っている。まさに事件の最前線における当事者が書いたものだから、現場の混乱も含めてリアルな状況がかいま見える。六章あるうちの四章までが、現場を特定するための経過をたどる話が占めるほど、初期の混乱がいかに大変だったかということがわかる。まず現場の特定がなかなかできなかったという問題。たくさん寄せられる目撃情報は振り返ってみればどれも事故機ではなく、捜索中のヘリコプターであったり、噂が噂を呼んだ一人歩きした情報だったり、裏付けも取らずに報道された内容をそのまま確認もせずに別の会見で発表されたり…その結果、現場発見までにかなりの時間を要することとなった。実際には現場はかなり急峻な山奥だったので、発見できたとしても救助までできるかどうかとは別の問題があるが。現場発見後も混乱し続け、そして当時墜落現場として呼ばれていた”御巣鷹山”が一人歩きしてしまった。つまり「御巣鷹山は墜落現場ではない」というのだ。そもそもこのあたりには具体的な地名がなく事故現場と御巣鷹山は2.5kmも離れており、かつて、誤って登った人もいてその違いを指摘されたこともあるという。その初期の混乱が、現在まで影響していると言えなくもない。全体的な論調としては、この事故に関するさまざまな憶測や意見に対して「警察としての反論しておきたい!」という思いが随所に見られる。この本だけ見れば「日本の警察はさすがだ」と言いたくなるが、警察の不祥事が相次ぐ中、逆にあまりにすばらしすぎる感じもして、本書の中で批判されていた本も読んでみたくなった。
(2005/2/1) 【★★★☆☆】 −05/2/20更新



機長の一万日 コックピットの恐さと快感!   機長の700万マイル―翼は語る
田口美貴夫/著
講談社
1,680円(税込)

VIPフライトの裏話は必読。搭乗する要人と訪問国の国旗はいつ揚げているのか以前から気になっていたのだけど永年の疑問が解けた。入道雲(積乱雲)は、旅客機にとっては、非常に怖い存在だとは聞いていたが、これほどまでに恐れられているものだとは知らなかった。積乱雲を避けるためにはあらゆる手段をとるのだとか。機長の口から語られる、さまざまな話に興味は尽きない。(2003/2/24)【 ★★★★☆ 】 − 2003/02/24 更新
  田口美貴夫/著
講談社
1,680円(税込)
「機長の一万日」の続編。前作では語りきれなかった、興味深いネタの数々。自動操縦のタイミングとか、機長の帽子は必ずつけているものなのか?とか、トイレの水とか、言われてみれば「?」と思うような話がいっぱい。長年飛んでいると、常識では考えられないようなことにも遭遇するようで、とてつもない恐怖感に襲われたガダルカナル島での体験や、スカンジナビア半島上空2万メートルで謎の空中楼閣に出会ったことなどの話が面白い。着陸復行(→ゴーアラウンド)は、TBS系ドラマ「Good!Luck!」見るのにも参考になるかも。。。(2003/2/24)【 ★★★★☆ 】 − 2003/02/24 更新


ボーイング747を創った男たち ワイドボディの奇跡   ブラック・ボックス 航空機事故はなぜ起きるのか
クライヴ・アーヴィング/著
手島尚/訳
講談社
2,310円(税込)

これまた当たり前なんでしょうけれど、最初からまったく失敗もなく、大成功を納めるなんてことは、なかなかあるもんじゃありませんが、ジェット旅客機メーカーの代名詞とも言えるボーイング社も同じこと。旅客機の最高傑作と言っても過言でない、ボーイング747ジェット旅客機の開発秘話です。ライバルのダグラス社との確執や開発を支えた今は亡きパンナム社の存在、そして何より、開発当時は、あくまでこの飛行機が、次世代超音速旅客機の登場までのつなぎ役としてしか見られていなかったことなど、多くの興味深い史実を教えてくれました。たくさんの登場人物が出てきますが、流し読みしていると、誰が誰だか分からなくなってしまって、前のページを読み返すことになるので、ご注意を。NHKのプロジェクトXみたいです。(2001/11/9)【 ★★★★☆ 】 − 2001/12/14 更新
  ニコラス・フェイス/著
小路浩史/訳
原書房
1,890円(税込)

飛行機に乗ることが、実はとても勇気の必要なことなんだと思い知らされてしまいました。いくら飛行機が進化したとしても、操縦するのも人間であることには変わりなく、ミスも起こしてしまうという現実を受け止めなくてはならないんですね。でも、これって飛行機に限った話じゃないんですね。実は・・・ この本は、飛行機のブラックボックスの話というより、飛行機の墜落してしまった背景をいろいろな角度から検証しています。翻訳のためか独特の言い回しや、専門用語などのために、ちょっと難しいです。 この本を読んだ後に、「ボーイング747を創った男たち」という本を読むんだので、飛行機に対する興味が沸いてきました。(2001/11/9)【 ★★☆☆☆ 】 − 2001/12/14 更新


墜落 ハイテク旅客機がなぜ墜ちるのか   旅客機雑学のススメ 航空事情の今がよくわかる
加藤寛一郎/著
講談社
1,630円(税込)

まだ読んでる途中ですが、著者が、さすが工学博士だけあって、墜落に至った原因を、まずは原理を理解するところから始めるから、非常に細かい内容になってます。したがって、この手の話に関心が持てない人は、ちょっと敷居が高いかもね・・・(2001/11/9)

【 ★★☆☆☆ 】 − 2001/12/09 更新
  谷川一巳/著
山海堂
1,575円(税込)

 滑走路に書かれた数字って何?とか、座席の配置仕方の理由とか、離陸直後出発した空港に引き戻す時に燃料を廃棄しなければならない理由とか、旅客機に関する雑学がいっぱいでした。(2001/9/8)

【 ★★★★☆ 】 − 2001/12/14 更新


コクピットクライシス ハイジャックとヒューマンエラー   消滅 空の帝国「パンナム」の興亡
藤石金弥/著 井上直哉/監修
主婦の友社
1,890円(税込)

あの巨大な飛行機を動かすのだから、どうしても難しい用語は出てきてしまうけれど、それでも、とてもわかりやすく、航空機事故・事件を解説しています。事故や事件のほとんどが、たいてい何らかの前触れがあり、それに気づけば防げたと思われることばかりなんですね。いまや、事故のほとんどがヒューマンエラーであり、ハイジャックのほとんどが、ほんのちょっとした気のゆるみであったり、ささいなことから発生していることから、最終的な問題は、すべて人に起因していることを実感させられます。当然かも知れないけど。(2002/1/27)

【 ★★★★☆ 】 − 2002/03/31 更新
  高橋文子/著
講談社
1,630円(税込)

大相撲の表彰式で羽織袴姿で現れ「ヒョーショージョー」の名口調でおなじみだった「デビット・ジョーンズ」と、日曜朝のTBS系の旅番組「兼高かおる世界の旅」に共通することと言えば、ぼくよりちょっと前の世代ならば、すぐにわかることだろう。そう、パンナム−パンアメリカン航空だ。世界最大の航空会社が、もろくも崩れ去ったのは、もはや必然だったのだ。パンナム初の日本人スチュワーデスであった著者が、内部からの視点で興味深く、経緯を書いている。(2002/4/7)

【 ★★★☆☆ 】 − 2002/04/20 更新


一気にわかる!空港の内幕   最後の国産旅客機YS−11の悲劇
猪瀬直樹+MM日本国の研究企画チーム/著
PHP研究所
1,365円(税込)
まことに「ごもっとも」という意見ばかり。著者に、理論立てて反論できる人は出て来い!と思わせる一冊。ある一面しか見ていないけれども、すべてが事実だとすると、日本って所詮こんな役人たちにいいように食い物にされているんだ・・・と少々悲しくもなる。(2003/01/12)

【 ★★★☆☆ 】 − 2003/03/30 更新
  前間孝則/〔著〕
講談社
924円(税込)

このタイトルが示すように、まさにYS−11は、悲劇だった言うほかない。さまざまな思惑に翻弄されてきた経緯がよくわかる。一般的にYS−11を評するとき「技術的には成功だったが、経営的には失敗だった」と言われるが、それだけで片付けられるにはあまりに惜しい飛行機だとわかる。(2003/03/30)

【 ★★★★☆ 】 − 2003/03/30 更新


世界の「空港」物語   航空機事故はなぜ起きる 元日航機長の警告
谷川一巳/著
主婦の友社
1,680円(税込)

いろいろな空港を旅している作者が、空港の評価をする。作者は、ほんとに飛行機が好きでたまらないんだろうなぁ・・・と思わせる。(2002/4/21)

【 ★★★☆☆ 】 − 2002/07/18 更新
  諸星広夫/著
エール出版社
1,426円(税込)

元機長ならではの視点で、航空機事故の原因を探っている。(2002/7/18)

【 ★★★☆☆ 】 − 2002/07/18 更新


昭和の日本航空意外史   夢みる飛行船 イカロスからツェッペリンまで
鈴木五郎/著
グリーンアロー出版社
1,835円(税込)

日本航空意外史とはいうが、紙面の大半は、全日空の前身である極東航空と日本ヘリコプター−日ペリ航空の歴史に割かれている。合併後の新会社名が、当初「全日本航空」となりかけたが、日本航空法という法律に抵触するために、再度検討された結果、「全日本空輸」という名称に落ち着いたいうのは、初めて聞いた。それにしても、「日ぺり航空」という名前は、なんとも言えない響きがあるね。いまのANAからは想像もつかない・・・(2002/3/31)

【 ★★☆☆☆ 】 − 2002/04/24 更新
  天沼春樹/著
時事通信社
2,100円(税込)

航空機の定義は、「人が乗って空中を飛行できる乗り物」ってことで、当然、この飛行船も含まれる。この本、以前読んだんだけど、評価を書くのを忘れてた・・・なかなかおもしろかったことは間違いない。(2002/3/31)

【 ★★★☆☆ 】 − 2002/03/31 更新


日本航空事故処理担当    高度1万メートルの危機一髪!
cover山本 善明/著
講談社
924円(税込)
 まさにタイトル通り、著者は日本航空の”数多くの”事故処理を担当してきたプロフェッショナルで、内部でしかわかり得ないようなことをわかりやすく教えてくれる。興味深かったのは、安全対策というものの抱える矛盾について指摘したところ。
 元来、安全対策というものは業務の質を改善でなければならないのに、質は外部からは見えないので、安全対策とは評価されない。そこでマスコミや世間一般が納得する形での安全対策のための安全対策を取りがち…というものだ。確かに、反省に基づく対策だといっても、結局何の役にも立たない姿勢を示すだけのパフォーマンスなんてことはよくある。
 また、本書後半の統合失調症(かつての精神分裂病)だった機長の操縦するジェット機が羽田沖に墜落した事故は、当時「逆噴射」という言葉とともに社会に衝撃を与えたが、事故に至る経緯をこと細かく書かれていて、事故の背景というものを考えさせられた。
 そして、本書中にハインリッヒの法則の引用(1件の重い障害を伴う災害の背景には、29件の軽い傷害を伴う災害があり、そらにその背後に300件の傷害を伴わない災害が発生している)は、読み終わった直後に起こった、六本木ヒルズの回転ドアの事故のケースで数字がほとんど合致していたこともあったことから、非常に恐ろしく感じた。安全対策担当の人はもちろん、経営者や管理者の人にも読んでもらいたい。(2004/3/31) 【★★★★★】 −04/04/04更新
  伊集院 憲弘/著
広済堂出版
1,470円(税込)
 元日本航空のチーフパーサーだった著者が直接経験者より取材したハイジャックの話と、著者自身が経験した飛行中の火災事件、天候不良で韓国内の米軍基地に緊急着陸した話の主に3つの章で構成されている。それぞれの章では、かなり詳細に書かれていて、会話の一部始終が再現されている部分もある。よくぞここまで細かい内容を記憶しているものだ…と感心してしまった。事件や事故をたくさん集めた本ではなく、乗務員はどうあるべきか?みたいな話が多いので、乗務員向けのマニュアルや副読本に使えそう。(2004/7/31) 【★★★★☆】 −04/07/31更新


墜ちない飛行機 −安全なエアライン、機種を選ぶ   惜別!YS−11
杉浦一機/著
光文社

756円(税込)
 飛行機は墜ちない方がいいに決まっているし、実際1996年以降墜落事故はないが、毎年何らかの事故が起き続けている。それはさまざまな理由はあるが、事故が起きやすい機体や航空会社の傾向は少なからずあるようだ。また国の規制が緩和される方向にある中で、安全対策がおざなりになっているのではないかという指摘も見逃せない。確率的には自動車と比べたら圧倒的に安全な乗り物だし、大勢の乗客が行き交う日本とアメリカを結ぶ太平洋路線に至っては、乗客死亡事故0が続いてる。それくらい危険性は低いものの、ひとたび事故が起きた場合の被害の大きさは、自動車とは比べものにならないという点で、さらに事故の起きる可能性を低くしていく努力は惜しんではならない。事故の事例を挙げながら、今後の安全対策を考えていく。まぁ僕が一緒になって考えていく必要はないのだけれど、なかなか興味深い話ではある。
(2004/9/11) 【★★★★☆】 −04/09/11更新
  坂崎 充/著
イカロス出版

756円(税込)
 長らくYS−11の操縦に従事してきた著者の半生を描くドキュメント。タイトルはYS−11とあるが、一章分をさいて、フェリーという仕事についても詳細が書かれている。フェリーという仕事は飛行機を使用する航空会社まで運ぶ仕事のことで、当然乗客はいないが、通常では有り得ない飛び方(日本国内の都市間程度の距離しか飛べない仕様なのに、アメリカまで運ぶ)をするための工夫など、知られざる世界を覗くことができる。
 全体的な堅苦しい内容ではなく、あくまでYS−11と苦楽をともにしてきた機長の同志”YS−11”に対する思いを綴ったといった感じの本なので、YS−11の商業的、技術的な面についての考察はほとんど書かれていない。その分気軽に読める本とも言える。思い入れのある同志を持てるというのは幸せだ。
(2004/9/11) 【★★★★☆】 −04/09/11更新


機長の「失敗学」  
杉江 弘/著
講談社

1,680円(税込)
 著者は現役の旅客機の機長だそうだ。当然同業者ならば御巣鷹山に墜落したJAL123便の事故については一言も二言も言いたいことがあるだろう。そんな思いを綴っている。失敗から何を学ぶか?というごく当然のことを真正面から取り組む姿勢は、(本書を読む限りでは)曖昧な報告に終始した、事故調査委員会や現役の航空会社関係者に読んでもらいたい内容ばかりだ。こうした内容に批判的な人も多いようで「殉職したクルーに失礼だ」とか「死者の霊にむち打つのか」という意見も少なくないとのこと。でも利用する側からしたら、こうした事故を起こして欲しくないのは当然で、鞭打つとか失礼という批判は間違ってると思う。亡くなられた方もきっと理解してくれると思うがどうだろう?本書後半では著者の数々の経験で問題を切り抜けていった様が生き生きと描かれている。でも読み終わってふと思った。この著者の失敗ってほとんど書かれていなかったような…気のせいかな?
(2004/10/09) 【★★★☆☆】 −04/10/10更新