| 東急電車物語 |
宮田 道一 多摩川新聞社 1,833円(税込) 大手私鉄のひとつ、東京急行電鉄(東急)の歴史のなかで、特に鉄道車両を中心にまとめられている本。東急には1000両を超えるさまざまな車両が存在するが、それらが登場した背景が詳しく紹介されていて、担当者の苦労が垣間見える。
その中で、印象深かった話をひとつ。 終戦戦後の混乱期。電車そのもの数が極度に不足したため、国鉄(当時の鉄道省=省電)から車両を譲り受けた際の話。 ええ。東急に比べて省電の車両の幅が広いんですよ。それで、あちこちの駅のホームでぶつかるんで、だいぶ苦労しました。 (中略) いまでも覚えているのは、田園調布の駅でホームとの隙間ができるように、どうにか工夫してホームをやっと通り過ぎたと思ったところに、今度は下水管が出ていまして、私もそこまで気付かなかったので、それを壊してしまったりしました。
いまでは考えられないくらいの大らかさ?にびっくりした。
もう発売されてから10年近く経っているので、ぜひその後の経過を含めた続編が見てみたい。 (2006.6.18) 【★★★☆☆】 −06/06/18更新 |
| 最新事情!全国鉄道おもしろ雑学事典 |
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〈図説〉私鉄全史 |
川島令三/著
PHP研究所
1,365円(税込)
おなじみ川島令三による最新刊…と思ってみたら、この本を読んだときにはすでにその後3冊も出版されていたので驚いた。川島氏の本にしては珍しく、Q&A形式でまとめられていている。鉄道ファンではなくて、ごく普通の毎日鉄道を利用している人も、意外と鉄道に関心があるというのが僕の実感。もちろん趣味的なところばかりではなく「京葉線の東京駅ってなんで乗り換えが不便なの?」とか「安全になるのならばみんなホームドアつければいいのに」という、僕自身も聞かれたことのあるような、利用者の立場で書かれている。一部、”結論ありき”というかこんな答えを書きたくて、質問を用意したみたいな部分もあるが、それでもわかりやすく書かれていると思った。まぁ「川島本」なので、独特の論調が見えてくるところがもう一つの見もの!?。Q&A形式だったはずなのに、Aの部分で持論を展開していったり、相変わらず「関東→×、関西→○」という部分など…(共感する部分はあるけど)。初めて知った話や最新の情報もあったりして、タイトル通りなかなかおもしろかった。
(2005/2/1) 【★★★★☆】 −05/02/20更新
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原口 隆行、 所澤 秀樹、三宅 俊彦/著
学研
1,895円(税込)
わが国の鉄道を「私鉄」という観点からまとめた解説本。カラーページも多く読みやすい。
最近西武鉄道の堤義明前会長のワンマンぶりが、改めて取り上げられているが、このそもそもの背景を考えるとき「私鉄史」抜きには語れない。私鉄創業者は、経営的にも人間的にもかなり個性的な人が多い。東武の根津嘉一郎、西武の堤康次郎、阪急の小林一三、東急の五島慶太…いずれも、ライブドアの堀江社長もびっくりするほど?乗っ取り、買収で勢力を伸ばしてきた。
彼らに共通していることは、いずれも政界、官界と密接に関わりを持っていたという点。最近のIT業界を見ても明らかなように、現在では政界、官界と対立するようなことはあっても、あまり関係を持つような機会がない気がする。
話がずれたが、そんな私鉄の歴史については、巻末に人物史としてまとめて取り上げられている。
人車鉄道(馬車の動力が馬のように、人が動力となって車を押す)や、小田急ロマンスカーの歴史、鉄道技術やこれまで名車と呼ばれた鉄道車両の紹介、電車運転士の研修風景、まもなく開通するつくばエクスプレスなど、それらの項目だけでそれぞれ一冊の本ができてしまうような話題盛りだくさん。ちょっと欲張りすぎた内容にも感じるが、ここから関心を持った項目を掘り下げて調べてみるのもおもしろいかも。そうなると、参考文献などの情報も載せて欲しくなる。
(2005/3/27) 【★★★☆☆】 −05/3/27更新
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| 鉄道 駅と路線の謎と不思議 |
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地下鉄の歴史 首都圏・中部・近畿圏 |
梅原 淳/著
東京堂出版
1,680円(税込)
タイトル通り、鉄道のうち駅名や路線名にこだわって様々な謎や不思議に答えている。章立てを見ても「駅名の不思議」、「駅の不思議」、「路線名の不思議」、「路線の不思議」という感じで徹底的。似たような本は、たくさんあるが、それらの本と違うのは、ものすごく「一覧表」が多い。それだけ豊富なデータに裏打ちされているとと言える。路線名の由来を分類した表は、実に26ページにも渡って記載されている。その分写真は多い方ではないので、そういう点でも軽く読み流すというより、じっくり研究するといった感じだ。当たり前のように「東京駅」という駅があるが、そもそもなぜどこでも東京なのに、あの駅に「東京」と名付けられたのか?とか、あまりこれまでの本で紹介されていなかった、「尼崎センタープール前」という阪神電鉄の駅名のセンタープールとは、一般的な泳ぐためのプールのことではなくて、競艇の業界内で使われる専門用語に近い意味なんていうのも、とても興味深い。また時間のあるときに改めて読み返してみたくなる本だ。
(2005/1/8) 【★★★☆☆】 −05/1/8更新
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佐藤信之/著
グランプリ出版
2,310円(税込)
多少鉄道に詳しい人であればなんてことないことだろうが、ごく当たり前に存在する地下鉄の路線が決定し着工するまでは、もの大変な紆余曲折がある。それは自治体を巻き込んだ関係者の思惑が複雑に絡んでいるからで、非常に”泥臭い部分”である。また着工し竣工してからも、想定とは違った結果にふたたび右往左往することもある。そんな文字通り地下鉄の歴史を首都圏、中部(名古屋圏)、近畿圏で年代別に俯瞰して振り返っていくのがこの本の目的である。建設当時の珍しい写真や、今では想像もできないような計画や構想といったエピソードなど鉄道にかなり造詣の深い人でも必ずや発見や驚きがあると思う。近年作られる地下鉄の多くが第三セクター方式で、いずれも厳しい経営状況が続いている。川崎縦貫高速鉄道が例として挙げられているが、川崎市民一万人アンケートで、予定通り建設すべきがわずか16%弱にとどまるなど、これまで地下鉄は例外なく必要とされ、次々と作られていたが、そろそろきちんと見極めていく時期にきているのかもしれない。第三セクターの場合、最終的な負担は、当然税金によってまかなわれることになるのだから。
(2005/1/8) 【★★★☆☆】 −05/1/8更新
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| 鉄道マル珍名所三十六景 関東編 |
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懐かしの都電―41路線を歩く |
所沢 秀樹/著
山海堂
1,680円(税込)
著者が選んだ関東地方の鉄道の名所、36箇所を巡る本。風景とともにその歴史、背景についても細かく紹介している。実際に著者が取材に訪れているが、取材とは言っても一般人と同じ立場からのものなので、誰もが現地に行けばこうした光景を眺めることができる。そういう意味ではこの本で疑似体験した上で、興味を持ったところや行けそうな機会を見つけたら実際に行ってみるのもおもしろい。この本がきっかけで、用事のついでに東武伊勢崎線堀切駅にちょっと行ってみた。おかげで用事に遅刻しそうになった。 (2005/1/8) 【★★★☆☆】 −05/1/8更新
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石堂 秀夫/著
有楽出版社
1,680円(税込)
もちろん現役パリバリの都電を知らない世代だけれど、都心を縦横無尽に走っていた時代になぜか関心がある。東京から都電がどんどん消えていく過程は、ちょうど東京がもっとも成長していった華やかな時代と重なり、おそらく一番東京らしい風景がそこにあったような気がする。全41系統を路線図付きで紹介。都電が意外な地域の間を結んでいた話などは興味深い。それぞれの路線における当時の風景と今とを比較し、それぞれにその路線の特徴や沿線の見どころを紹介している。いまでも荒川線だけじゃなくて、もう少し残っていたら楽しかっただろうに…と思えてくる。
(2005/1/8) 【★★★☆☆】 −05/1/8更新 |
| 鉄道ライバル物語 関東VS関西 |
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自動改札のひみつ |
三好 好三/著
JTB
1,050円(税込) 通勤電車を走らせている鉄道会社同士が競争するという状況は、これまであまり首都圏では考えられなかった。強いて言えば、京浜急行の品川−横浜間くらいだった。一方、関西での競争は有名でいくつも競争している路線があるのは有名な話で、利用者の立場からはとてもうらやましい状況だった。最近では首都圏でも、湘南新宿ラインが競争に火をつけてなかなか面白いことになっている。さて、この本は、そんな競争の背景をあらゆる面から考察した興味深いエピソードが書かれている。関東では「電鉄」という名称が多く、関西では「電気鉄道」という名称が多いなんていうのも本書で初めて気づかされた。関東、関西の両鉄道関係者にも、ぜひ見てもらって、お互いのいいところを吸収して欲しいと思った。(2004.1.12)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2004/01/12更新) |
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椎橋 章夫/著
交通研究協会
1,575円(税込)
本書で挙げられているが、自動改札を野球に例えるとわかりやすい。出札が「ピッチャー」で改札が「キャッチャー」の役割で、「ボール」は乗車券。乗車券を発売する券売機がピッチャーで、自動改札がキャッチャー。ピッチャーとキャッチャーだけで野球ができないのと同じように、券売機と自動改札だけでは不十分。選手やベンチ、監督もいなければならない。何かひとつ欠かすことができないわけで、この本はタイトルは自動改札のひみつだけれど関連するシステムについても、詳しく教えてくれる。まぁ敵味方というわけではないが、野球で投げられるボールにさまざまな球種があるように、切符も様々だし、なかにはキセルという騙しもあって、システムを成り立たせるのは大変だ。毎日お世話になっている知ってるようで知らない自動改札の仕組みはもちろん、重要な役割のある券売機についても解説されている。あと自動改札と切っても切れない関係にある「キセル」も写真入りで紹介されている(煙草の!)のがなんだか笑える。
(2004/11/01) 【★★★★☆】 −04/11/14更新
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| 世界乗り物いろいろ事典 |
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車掌マル裏乗務手帳 |
桜井寛/著
1,575円(税込) 筆者の鉄道好きが講じて、世界中のあらゆる乗り物を紹介する本。ずいぶん変わった乗り物もあるもんだと思えるけれど、それぞれの乗り物は、その姿に至るまで、きちんとした理由と背景があるわけで、それがわかってくると、とても楽しい。ぜひ乗ってみたい乗り物が満載。(2003.6.29)
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2003/07/06更新)
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坂本 衛/著
1,365円(税込)
タイトルどおり車掌のお仕事を、鉄道に詳しくない人でもわかりやすく説明している。国鉄が分割民営化した1987年までのお話なので、ちょっと古いところもあるけれど、毎日のように見かける乗務員の裏話はやっぱり興味深い。(2003/12/14)
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2003/12/14更新) |
| 交通博物館のすべて 知られざる歴史と魅力 |
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知られざる鉄道 2 |
交通博物館/編
1,785円(税込) 東京神田にある、新幹線と蒸気機関車が印象的な、交通博物館は、近くを通ることは良くあるが、なかなか訪れる機会がない。昨年かなり久しぶりに行ってみたら、シミュレータも何台も備えられるなどして、展示内容が随分変わっていた。本書は、そんな交通博物館を運営する側からの苦労やQ&Aなど、興味深い話でいっぱい。(2003/11/29)
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2003/11/30更新) |
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せんろ商会/編
JTB
1,785円(税込)
先日、虎の門病院に行ってきた。そこで、書類の入った数十センチくらいのプラスチック製の箱が、天井のレールに沿って走り回っているではないか。場所によっては、そのレールが複々線のようになっていて、これは間違いなく鉄道だなぁ…なんて思ってたところで、本書の登場。そんな鉄道にしか見えないようなネタを集めた一冊。面白い。(2003/11/29)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2003/11/30更新) |
| 山手線の東京案内 鉄道と地図のフォークロア |
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東海道新幹線 |
木本淳/著
批評社
1,995円(税込)
東京をぐるりと回る環状線である山手線を地図と照らし合わせながら、実際に巡っていきます。 この本を読むと、これまで単調に見えていた景色も、また違って見えてきます。(以前の版を持っているので、現在のこちらと若干違うかも知れません)(2001/6/13)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2003/12/14更新)
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須田寛/著
JTB
1,785円(税込) 東海道新幹線の開業から今日に至るまでを貴重な写真とデータで振り返ります。改めて東海道新幹線に興味がわいてくる一冊です。(2001/6/12)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2002/01/27更新)
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| ヨーロッパアルプス鉄道の旅 |
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鉄チャンでいこう Let's go! Railroad freak! |
長真弓/写真・文
1,529円(税込)
ヨーロッパアルプスには、これでもかっ!ていうくらい、登山鉄道が発達していて、鉄道ファンから見ると、うらやましい限りです。美しい写真と細かなデータが、是非行って、自分の目で確かめてみたいという気にさせられてしまいます。(2001/6/26)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2002/01/27更新) |
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江頭剛/著
小学館
1,470円(税込) いわゆる”鉄道マニア”の本当の生態ってご存じですか? まぁ知らなくてもいいんですけど、彼らの関心は、周囲で見ている以上に様々な分野に分かれているし、何より、突然この世に登場するわけじゃありません。様々な経緯を経て、今日の彼らがあるのです。いわゆる”鉄道マニア”を理解するための良い一冊でしょう。(2001/9/14)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2003/12/14更新)
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| 鉄道の科学 旅が楽しくなる本 |
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東北・上越新幹線 |
丸山弘志/著
講談社
987円(税込)
鉄道(車両)にまつわる技術を紹介しています。扉やトイレなど構造には目に見えぬ苦労があるもんなんですね。。(2001/6/13)
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2002/01/27更新)
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山之内秀一郎/著
JTB
1,785円(税込) 物心ついてから最初に開通した東北新幹線は、東海道新幹線より、身近な存在だった。しかし、これまで開通までの詳細なあゆみについて書かれた本は、そう多くなく、JR東日本元会長であった著者が、自身の経験を通じて、当時の思いを振り返る貴重な一冊。(2003/01/12)
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2003/12/14更新) |
| 鉄道図鑑 JR・国鉄編 |
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キハ58物語 |
イカロス出版社
3,150円(税込)
鉄道車両を正面と側面を精密に描いたイラストは、見ているだけでも楽しくなります。(2001/9/8)
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2002/01/27更新) |
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石井 幸孝/著
JTB
1,785円(税込)
日本中を駆けめぐってきた、「キハ58」について、その登場から現在に至るまでを詳しく解説。地方の国鉄(JR)を利用したら、必ずと言っていいほど乗る機会のあったであろうディーゼルカーだった。おそらくこのカラーリングはきっと誰もが見たことのあると思う。まさにキングオブディーゼルカーだ。現在は電化が進み、さらに新しいディーゼルカーの登場で、なかなかその活躍を見ることはできなくなってしまったが、本書で懐かしい風景に出会える。また、久しぶりに乗りたくなってきた。(2004/3/31)
【★★★☆☆】 −04/04/04更新
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| 駅名の謎 |
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戦後日本の鉄道車両 |
所沢 秀樹/著
山海堂
1,470円(税込)
一般的な土地の名前はすでにその土地の名前が付けられる必然性があり市制などを除けば、名付けられる名前の必然性があるし、現在では公募することも多く、名前が付けられる経緯は明白だ。しかし駅名は多くは鉄道の運営者が諸条件を考慮の上決められてしまい、あまり名付けられた背景が語られることは多くないように思う。本書はそうした駅名にまつわるいろいろな話をまとめたユニークな本。命名の法則を分析したり、同じ日本でも東と西では名付けられる名前に大きな違いがあるなど、興味深い話がまとめられている。鉄道ファンならずとも楽しめるかもしれない。(2004/3/31)
【★★☆☆☆】 −04/04/04更新
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塚本 雅啓/著
グランプリ出版
2,100円(税込)
終戦後の混乱から立ち直り、高度経済成長を経て、オイルショックに省エネ…と環境は大きく変化してきた。人や物の流れを支える鉄道車両もそうした環境と無縁であるはずはなく、社会の要請に応じた進化を遂げてきた。機関車、旅客車(電車、新幹線、気動車など)、貨車といったパートに分かれ、代表的な車両の登場の経緯や特徴、メカニズムなどを紹介。それぞれがとてもバラエティに富んでいるのが楽しい。この本を読んでから東京の交通博物館や大阪の交通科学館に行くとさらに楽しめるかもしれない。(2004/3/31)
【★★★☆☆】 −04/04/04更新
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| ビジネス特急<こだま>を走らせた男たち |
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車掌の本音―JRに本日も乗車中 |
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福原
俊一/著 JTB
1,890円(税込) ビジネス特急「こだま」といっても新幹線のことではなく、新幹線の開通のする数年前に登場した、日本初(もしかすると世界初かもしれない)の長距離電車特急のこと。鉄道に関心のある人でないと、この存在は忘れられてしまっているような気がする。ビジネス特急「こだま」は東京-大阪間を7時間30分を6時間50分(のちに6時間30分)に短縮したに過ぎないのに対して、新幹線はその6時間30分だったものを半分以下の3時間10分(当初は4時間)にした。数字を見ると新幹線の方が偉大な功績なのではないか?という問いに対して、機関車牽引列車全盛時代において、電車列車による長距離運転でかつ狭軌で時速100kmを超えるシステムを0から作り上げたという実績と技術的な積み重ねがあったからこそ今の新幹線があるのだという筆者の言葉は、ビジネス特急「こだま」の偉大さを感じさせる。とかく新幹線ばかりが注目されがちだが、0を1にした実績があってこそ、1を100にする見通しが立つというのだ。 列車の今の速度を表示するメーターや、列車の走行地点を指し示す表示器(単純に時計やタイマーのように示していただけだったが定時で走るのだから問題なし)や、客室とデッキを仕切る扉が自動ドアになったのも、こだま型電車で初めて登場。1960年(昭和35年)8月から列車電話サービスもこだま形電車が最初だった。ちなみに、その列車電話サービスも携帯電話の普及に伴い、今年2004年6月をもって終了するという。 (2004/5/9)
【★★★★★】 −04/05/09更新
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斎藤 典雄/著
アストラ
1,575円(税込)
「車掌」という部分ばかりではなく、会社員として、組合員ととして、父親として…の赤裸々な毎日が書かれている。この本はどうやら「JRの秘密」という本の続編に相当するみたいで、もしかするとそちらを先に読んでからの方がおもしろいのかもしれない。中盤で国労の話が出てきて大きな部分を占める。労働組合に所属したことがないので、”闘争”という感覚は、やはりわからない。今の生活を考えたら組合の活動のための時間なんて絶対に取れないと思う。話がずれたが、車掌という仕事をとても楽しんでやっている(ように見える)筆者を少しうらやましく思った。(2004/5/5)
【★★★★☆】 −04/05/05更新
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| 徹底比較!世界と日本の鉄道なるほど事情 |
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星さんの鉄道昔ばなし |
谷川 一巳 /著
山海堂
1,600円(税込)
日本と世界を比較することで日本の特異性が見えてくるというコンセプトの本は少なくない。本書はまさにそれ。レール幅の違いは有名な話だが、動力車が集中しているか、分散しているかという点で一章以上を費やしている。それくらい違いを考える上で欠かせないのだろう。またシートの配置や指定席の考え方の違いなども興味深い。(2004/6/26)
【★★☆☆☆】 −04/06/26更新
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星 晃、米山 淳一 (著) JTB
1,050円(税込)
国鉄時代における多くの鉄道車両のデザインを手掛けた星晃氏と、彼の大ファンだという写真家との対談集。国鉄時代に作られた客車、電車、気動車は、彼のデザインによるものが多い。もう40年も50年も前に考えられたデザインが、今でも日本中に走っているという事実は、それだけ進んだ作品が多かったということなのだろう。鉄道車両デザイナーとしてのポリシーを知ると、鉄道車両の見方がちょっと変わってくるかも。判断に迷ったときには、結構趣味的に決めてしまうこともあったそうだ。計算し尽くし、登録し尽くされてできるものだと思っていたから、少し意外だった。
(2004/8/31) 【★★★☆☆】 −04/09/05更新
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| 譲渡車両今昔 |
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ボロ貨車博物館出発進行 |
吉川文夫/著
JTB キャンブックス
1,890円(税込)
まえがきでも書かれているが、鉄道車両にも人生ってものがあって、その鉄道・路線で一生を終える車両もあれば、他社に譲渡されて第二の人生を歩む車両もある。そんな車両たちの走り始めた鉄道の写真と、譲渡先の写真とを対比してみようというのが本書の企画。興味深いのは同じ形式のものを対比したのではなくて、全く同一の車両を対比しているところが楽しい。それにしても、よく撮っているなぁと感心する。著者がそれぞれの車両に成り代わって「ひとりごと」を言うコラムがあるが、それもなかなか楽しい。 (2004/10/09) 【★★★★☆】 −04/10/10更新
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笹田 昌宏/著
JTB マイロネBOOKS 1,050円(税込)
自分の好きなことに打ち込めるというのは、簡単そうでかなり難しい。そもそも好きなことがあるか?周囲はそれを認めてくれるか?先立つお金の心配はないか?…さらにこれらの変数に運というもっともやっかいな変数が加わるから、なかなか思うようにいかないものだ。話が最初からそれたけど、ちょっとしたきっかけから、貨物鉄道博物館を創設するまでの道のりが生き生きと描かれている。この本を見るまで、日本の繁栄を支えてきた貨車があまりにもあっけなくこの世からなくなりつつあるという現実を知らなかった。確かに記憶の中にかすかに残る貨車を見ようにも、見られるところって思いつかない。ぜひ一度行ってみたい。 (2004/10/09) 【★★★★☆】 −04/10/10更新
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| 鉄道「歴史・地理」なるほど探検ガイド |
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川島 令三、 岡田 直/著
PHPハンドブックシリーズ
1,470円(税込)
すっかりわかりきっているはずの鉄道も、現在に至るまでの道のりについては知らないことも多い。それを駅の立地や駅そのものの構造などに焦点を当ててわかりやすく紹介。著者の川島令三はちょっと物事を決めつけすぎるところがあって、歴史を探る本であって問題点を探る本ではないはずなのに、いつものように「〜すべきだった」と彼の持論を展開するところがちょっと嫌だけれど、知らない話も結構あって興味深く読めた。ただ、この本がなぜゆえ小辞典のような、新書判なのに表紙が固めのしっかりとした体裁なのかがよくわからなかった。別にどうでもいいのだけれど… (2004/10/09) 【★★★★☆】 −04/10/10更新
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