定点観察

6月2004年7月8月
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2004年7月


31日
月曜日


今日訪問した施設
東京藝術大学大学美術館
国立西洋美術館
ぐるっと…(6)

 今日訪れたのは、東京藝術大学大学美術館と、国立西洋美術館。(詳細は別途)

25日
日曜日

5年ぶりに富士山へ…


五合目到着直前でちょっと渋滞
 久しぶりに車で出掛けた。行き先は富士山。約5年ぶりだ。本当は久しぶりに登ろうかと思ってたのだが、諸般の都合で今年は断念せざるを得なくなってしまったので、せめて登山の雰囲気と次の機会の下調べを兼ねて出掛けてみることにした。いくつかある代表的な4つの登山道(河口湖、須走、御殿場、富士宮)の中で、もっとも標高が高く、ゆえに距離が短いということで、富士宮口から登るつもりで、また富士宮口は山頂への登山だけではなく、比較的歩きやすいお中道や宝永山へのトレッキングコースの出発地にもなっているため、今回の訪問にはぴったりの場所が、富士宮口だった。

六合目付近は歩きやすい
 ちょっとした渋滞に巻き込まれながらも、11時前には富士宮口五合目に到着し、すぐに出発。六合目の山小屋までは山頂までの登山道と同じコースを辿る。六合目の山小屋までは約20分程度。もちろん山頂までの道のりを考えたら序の口なのは言うまでもないが、たかだか20分程度で六合目まで来られのだったら、意外と行けてしまうんではないかと思ってしまいそうになるが、前回登った経験から言うと「そんな甘いもんじゃない」。山頂への登山道は山小屋の裏から一直線に登っていく感じだが、宝永山方面は水平もしくは下っていく感じだ。

このあたりでぽつぽつと…
 五合目に到着した時点でもそんなに天気はよくなかったが、さらに進んでいくと、ついにぽつりぽつりと雨が降り始めた。雲の動きが早い。なぜかあまり雨対策をしていなかったために、雨が降ってしまったら最後、濡れるしかない。山の天気は変わりやすい。こんな小雨などやむだろう…とたかをくくっていた。実際青空が見えているところもあるし。しかし、山は「そう甘いもんじゃない」。雨はどんどんひどくなり、ついには本降りになってしまった。さらにはなにやら白い固まりが落ちてきた。雹(ひょう)だった。

(続きはまた今度)

24日
土曜日

ぐるっと…(5)

 今日訪れたのは、以下の通り。今日はやたらと訪問しました…(詳細は別途)

今日訪問した施設
目黒美術館
東京都庭園美術館
国立科学博物館自然教育園
松岡美術館
東京都写真美術館

19日
月曜日


今日訪問した施設
下町風俗資料館
国立科学博物館
ぐるっと…(4)

 今日訪れたのは、下町風俗資料館と国立科学博物館。(詳細は別途)

18日
日曜日

今日もぐるっとパス2004で。(3)

 今日は所用があって内幸町へ。時間が中途半端だったので、まず大倉集古館に行くことにした。さらに途中でNHK放送博物館というのを見つけたので、寄ってみることにした。

ちょっと疲れる…

 入口の看板からすぐだと思ったら、木々に囲まれた山の急な坂道を登っていく感じになっていた。これが愛宕山なのだろう。鉄道唱歌にも歌われ、日本初の放送発祥の地ということでも聞いたことがある。でも地図で見ると、こんな山になっているように書かれていないのが不思議(たまたま見ていた地図がそうだっただけかもしれないけれど)。山を登り切るとちょっとした広場になっていて、その奥に放送博物館があった。入場無料なのがありがたい。無料ということで、当然ぐるっとパスには含まれていない。来訪客は多くなく、ゆっくり見られたのも嬉しい。放送の歴史が実物の史料とともに解説されている。また放送の仕組みや効果音の作り方、紅白歌合戦の舞台裏など、見どころが少なくない。

振り返ると愛宕神社

ニュースを読む…

ダミー

 予想外の寄り道でちょっと遅くなってしまった。
今日訪問した施設
大倉集古館
出光美術館
 次に、もともと行こうとしていた大倉集古館へ。とにかく今日は暑いので、大した距離ではなくても、ちょっとした坂道でも身体には堪える。このあたりは今まであまり縁のない場所で歩くのは初めて。数分程度でホテルオークラへ。大倉集古館はホテルオークラの敷地内にある。建物自体が凝った造りになっているなと思ったら、やはり文化財に指定されているらしい。また解説によると日本初の私立美術館であるとのこと。今回の企画展示は「ムズカシイ」というイメージされがちな仏教美術を、これまでと違った見方で解説してくれるというもので、修復の様子などあまり美術館では紹介されていない一面を見ることができた。解説の文章も軽く砕けた感じで読みやすく、今回の展示目的は達成されているんじゃないかと思った。
 所用のあと、続いて、有楽町にある出光美術館に行く。美術館は、帝国劇場の9階にある。来訪客の年齢層がやけに高い感じがするのは、帝国劇場見物のついでというのもあるのかもしれない。今回の展示は、出光興産の創業者出光佐三が集めに集めた美術品を、彼の蒐集家(しゅうしゅうか)としての歴史と合わせて見ていくというもので、出光美術館の入門編といった内容。初めての訪問にふさわしくて、楽しむことができた。ただ閉館間際だったということもあって、少し慌ただしかった。
 まだ明るかったので、大手町駅まで歩くことにした。丸の内を通り過ぎようとしたところで、インテルのイベントを見かける。あまりに人が少なく、受付の人たちがやけに明るく振る舞っていたので入りにくかったが、思い切って入ってみた。インターネットはもちろんコンピュータを使ってその場でさまざまな体験ができるというイベントのよう。ゆったりとしたスペースに腰を下ろすと、無料でコーヒーをいただけるという(アンケートに答えるという作業と引き替えだが)、まぁなんとも至れり尽くせりといった感じだった。ちなみにこのイベント、8月5日までらしい。

11日
日曜日
曇り


今日訪問した施設
ブリヂストン美術館
東京国立近代美術館
フィルムセンター

ぐるっと…(2)

 今日訪れたのは、ブリヂストン美術館と東京国立近代美術館フィルムセンター。(詳細は別途)

10日
土曜日


今日訪問した施設
東京国立近代美術館
東京国立近代美術館工芸館
科学技術館
ぐるっとパスで…(1)


 東京の博物館、美術館、動物園など44施設の入場券や入場割引券が綴られたのが、このぐるっとパスというもので、一番最初に入館した日から、2ヶ月間利用できる。44施設の入場券、割引券が綴られているので8mmもの厚さがある。

 まず訪れたのは、東京国立近代美術館へ。以前、企画展を見に来たことがあるが、今日は常設展だけ見た。お客さんは多くなく、じっくり見ることができた。
  ↑こんな感じで、学芸員の人が見守っているが、あまりの人の少なさのせいか、目をつぶって何度か膝がカクンと曲がってたので、おそらく眠さのせいで気を失いそうになっていたのかもしれない。ただ立っているだけで仕事になるのだったら楽な商売だな…とのんきに考えていたが、それはそれで大変なのかな。
 お昼は美術館に併設している、クイーンアリス・アクアというレストランへ。写真はハーフローストチキン。ハーフといいながらも結構な大きさ。1000円で結構なボリュームと美味しさで満足。
 続いて、東京国立近代美術館工芸館へ。歩いて数分くらいのところにある。もとの旧近衛師団司令部庁舎で、国の重要文化財に指定されている。企画展は、「動物のモチーフ」というもので、動物がモチーフになっている作品が集められている。これまでにない切り口で興味深かった。
 続いて科学技術館へ。ここは昔から一般的な博物館とはちょっと違った感じで、科学技術館と言いながらも、どこか一世代古い感じの展示が印象的だった。
 そのイメージは、十年ぶりくらいに訪れた今日もそのまま。ガキ子供が、至る所の展示を占拠していた。占拠していたと言えば、以前は気づかなかったが、展示のほとんどが企業からの協賛によるもので、どうしても宣伝っぽくなってしまっていた。また、これも昔から変わらないが、展示されている実験装置が故障しているケースも少なくない。一生懸命わかりやすしようとしているのだけど、かえってややこしくなっている。似たようなコンセプトと思える、日本科学未来館と比べると、さすがに貧相な感は否めない。

 自分の持ち物をX線を通して見てみよう!というコーナーは、楽しかった。X線を照射する装置に、”引き出し”状の入れ物があって、そこに自分の持ち物を入れると、X線が照射され目の前のモニタに、その内容が映し出されるという仕掛け。
 当然ダミーを入れてみる。なんと言ってもダミーなのだから。で、見たらこんな感じ。さすがX線。ダミーの中身を初めて見ることができた。


3日
土曜日

自然教育園〜恵比寿まで歩く

 以前も書いたことがあるが、大学生のころに国立科学博物館友の会に入会していたことがある。大学へは自宅から通っていたが、大学近くに住む友人の家に自転車を置かせてもらっていたので、大学の授業がないときには、科学博物館に自転車で遊びに行ったものだ。会員は入館料が無料になる特典があったので利用させてもらっていた。前置きが長くなってしまったが、入館料、入場料が無料になる施設の中に「自然教育園」というのがあったが、なかなか機会がなくて行ったことがなかったので、今日は初めての訪問になる。目黒駅から数分のところ。
 入園料は大人210円。入園券と一緒にピンク色のリボンを渡される。自然保護のために入場者数を300人に制限している。ピンクのリボンはそのカウントをするためか?園内にはいると、ものすごい大自然が広がる…というか、広がっているかどうかもわからないくらいのうっそうとした森だった。4〜500年前は豪族の館がありその後、下屋敷や火薬庫、御料地を経て、戦後天然記念物に指定されるとともに、一般公開されたという。長い間一般の人々がなかなか入ることができなかった経緯を経てきたことで、これだけの自然が残っているのだろう。都会のど真ん中にこれほどまでの自然があるのは、にわかに信じられない。ただすぐ近くを高速道路が通っているためか、車の音が途絶えることはなかった。今日は日差しが強かったものの、湿度が低かったためか、日陰にはいると涼しいくらいで、森の中を歩くには絶好の日だったと思う。散策路は途中、山あり谷ありと緩やかながらも起伏もある。
 池もあったが、決してきれいなものではなく、まさに自然のままにしてあるという感じだった。この池をじっと見ていると、あちこちから、何か黒いものが集まってくるのが見えた。よく見るとカメだった。お腹が空いているのだろう。右の写真は、池を渡る橋の上から下を眺めたもので、写真を撮る僕の影と、集まってきたか目の頭(黒い点々に見える)。

 続いて、白金台の方面へ。「キッシュアンドタルト」というお店で昼食を取って、プラチナ通りに行ってみる(左写真)。こじゃれた店が並んでいるということだったが、どうも敷居が高い店が多かったためか、特に取り立てて見るお店もなく、通り過ぎてしまった。

 ここから恵比寿ガーデンプレイスは意外と近い(右写真)。お店をちょっと眺めて今日は早めに帰った。

 帰ってから、なぜかおじゃこの具合が悪くなる。のどが痛いというのは、ちょうど先週の僕と同じ症状だ。今日はそんなに無理していないんだけど…。明日は出掛けずにおとなしく過ごすことにしよう。

6月2004年7月8月

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