8343 スッキリしない転入手続き

先日の大田区での転出に続いて、今日は埼玉県富士見市への転入手続きへと向かった。
転出手続きにそれなりの時間がかかったので、今回の転入手続きでも同様に時間がかかるものと覚悟していた。しかし、東京都大田区の人口が約76万人であるのに対し、埼玉県富士見市は約11万人という約7倍の人口差を考えれば、少しは落ち着いているだろうとも予想していた。実際に、役所の窓口で手続きを待つ人の姿は大田区とは比べ物にならないほど少なかった。
しかし、申請書類を出してから、なかなか名前が呼ばれない時間が続いた。
住所変更の手続きの途中で、先に後期高齢者医療制度についての説明があるということで、こちらについては数分程度の会話ですぐに完了した。
しかし、肝心の住所変更の手続きで名前が呼ばれたときには、すでに1時間近くが経過していた。
窓口の係員の話によると、転居先の施設名の登録がシステムにないため、申請された通りでは受け付けられないというのだ。
その施設は最近できたわけではなく、ずいぶん前からある場所なのだが、どういうことかと考えているうちに思い当たるフシがあった。施設名が変更になったのだ。おそらく、その変更の認識がまだ富士見市側に伝わっていないのだろう。

その旨を伝えたうえで、「どうしたらいいですか?」と尋ねると、施設の大家から変更の手続きをしてもらう必要があると言われた。
それは理屈としてはそうなのだろうが、いままさに転居してこようとしている人間にそんなことを言われても困ってしまうし、それが完了するまで転居しないという選択肢などあり得ない。そもそもすでに前の自治体で転出手続きを済ませてこうして来ているのだから、今さら引き返すわけにもいかない。そう考えると、このタイミングでは旧施設名のままで転入手続きを進めるしか方法はないはずだ。どうも役所の手続きというものは、ところどころで話が噛み合わないというか、ギクシャクしてしまう。
それでも何とか住所変更の手続きが終わり、介護保険に関する窓口へ。住所担当の窓口から、これまで提出したコピーなどの書類が入ったクリアファイルが引き継がれ、簡単な説明を受ける。
介護保険担当の係員からもひと通りの説明を受けたあと、ファイルから書類を抜き出し、残りの書類が入ったそのクリアファイルを差し出されて「これで手続きは終わりです」と言われた。
手続きが終わったのはいいが、「このクリアファイルはどうしたらいいですか?」と尋ねると、「こちらでは使いませんのでお返しします」とのこと。
このクリアファイルには、市役所で使っているような管理用のシールが貼られており、どう見ても役所の内部で使い回す備品にしか見えない。
「持って帰ってしまってもいいんですか?」と聞き返すと、「はい」と言うではないか。
別に使い古されたクリアファイルなど欲しくはないが、そもそもこんなやり取りで大丈夫なのかと少し不安になり、念のため別の職員に声をかけて確認をとる。「もちろんこのクリアファイルは受け取ります」ということで、ようやくすべての手続きが終了した。
市役所に足を踏み入れてから、気づけば2時間近くが経過していた。
職員の方々一人ひとりは非常に丁寧で親切な印象を受けるのだが、どうにも腑に落ちない、すっきりとしない対応に、過ごした時間以上の疲労を感じてしまった。