8222 東京アメッシュに現れるレーダーの「影」

社会・政治・事件

台風6号が関東地方に接近するという予報を受け、前日の段階で出社を控え、在宅勤務を基本とするよう指示が出されていた。

ここ最近は連続して出社する日々が続いており、自宅での業務は実に2年近く行っていなかったため、どこか新鮮な心持ちでの作業開始となった。

台風雨が接近するにつれ、雨は明け方から激しさを増しており、今後の降雨状況が気になって、つい何度も雨量レーダーの画面を眺めることになる。

”謎の影”
”謎の影”

以前も取り上げたことがあるが、降雨情報システム「東京アメッシュ」の表示状況は、相変わらず不可解な状態が続いている。ほぼリアルタイムに近いタイミングで雨の広がりを映し出しているはずなのだが、実際の雨の降り方とは到底思えない、稲城市を中心とした真円状の強いエコー(模様)が不自然に現れている。

この歪のある表示に対しては、多くの利用者が疑問を抱いているようだが、位置関係から見て、ここは東京アメッシュの「稲城レーダー」が設置されている場所に合致する。このレーダー自体が正しく動作できていないか、何らかの観測障害が発生しているものと推測される。

かつては「港レーダー」が並行して稼働しており、互いのデータを補正し合っていたはず。しかし、港レーダーが設置されていた旧東芝ビルの取り壊しが始まったことに伴い、同レーダーが撤去されてからすでに久しい。

代替となるレーダーが新たに設置される気配はなく、そもそも港レーダーが機能していない事実自体も、あまり表立って公表されていないように見受けられる。

違和感を持つ人は多い
違和感を持つ人は多い

今日のように多くの人々が防災情報として一斉にに注目するタイミングにおいて、実際の気象とは異なるノイズのような状態を表示し続けることは、システムそのものの信頼性にも影響を及ぼしかねない。

長年にわたり非常に利便性の高い情報を提供してきているだけに、今回のようなレーダー特有の「影」が生じる原因や、旧港レーダーの代替運用に関する今後の見通しなど、運営側にはもう少し踏み込んだ情報発信を望みたいと思ってしまう。

Posted by ろん