8208 大井町トラックス
以前から一度見ておきたいと思っていた「大井町トラックス」を訪れた。
大井町駅周辺は、立地の都合上、どうしても北側に機能が偏っている。
東急大井町線との乗り換えルートも重なり、これまではかなり窮屈な動線という印象が強かった。こうした混雑や偏りを解消するためか、従来の乗り換え改札とは別に、新たに「トラックス口」という改札が新設されていた。
朝7時台ということもあり、さすがに人の出入りは少なく、あたりは静かだった。
すぐ向こう側には東京総合車両センター(旧山手電車区)が広がっている。朝のラッシュ本格化前という時間帯のせいか、複数の山手線の車両が留置されているのが見えた。
今朝も良い天気だが、少しずつ日差しが強くなってきているのを感じる。それでも、夏の本番に比べればまだ快適そのものだ。
大井町トラックスは、線路沿いの敷地の都合上、かなり細長い構造をしている。
ずっと置くまで歩いていくと、公園へとつながり、その手前似合った映画館にはこんな時間から長い行列ができていた。
敷地内には大きなビルだけでなく、変化をつけるためか「離れ」のような独立した店舗が点在している。
ひとつの建物の中にすべてが収まっているわけではないため、目的の場所が少し分かりづらい印象もある。また、通路には屋根がついているものの基本的には屋外空間であるため、荒天の際などは客足に影響が出るのではないかと感じた。
かつてのショッピングセンターに見られたような、煌々とした明るさや整然とした配置とは対極にある雰囲気だ。最初から目的地をピンポイントで決めて動こうとすると、迷ってしまうかもしれない。
先日、高輪ゲートウェイシティでも同様の設計思想を感じたが、おそらくこうした、あえて迷わせるような構造にすることで、客を回遊させるのが狙いなのだろう。
効率性を重視するか、散策の愉しみを重視するかで、評価が分かれる建築形態かもしれない。









