8204 耳に残り続ける大野雄二のメロディの数々

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子どものころから聞き覚えのある曲は数多くあるが、その作曲者が誰であるかを意識する機会は決して多くない。

特に、昔から当たり前のように存在している曲ならなおさらだ。

ジャズピアニストであり作曲家の大野雄二氏が亡くなったことを、ついさっき知った。

動画サイトの「おすすめ」に表示された『ルパン三世のテーマ』のライブ映像を視聴していた際、何気なく目にしたコメント欄に哀悼の声が並んでいるのを見て初めて気づいた。

もっとも、子どもの頃からよく知るこの曲が彼の作によるものだと知ったのも、私にとっては比較的最近のことだった。

この報に接し、彼が他にどのような曲を手掛けていたのかをあらためて調べてみた。

『24時間テレビ』『アメリカ横断ウルトラクイズ』、NHKの『小さな旅』、映画『犬神家の一族』や『人間の証明』など、並ぶタイトルはどれも記憶に強く刻まれている音楽ばかりだった。

この番組を観なくなったのは…
この番組を観なくなったのは…

特に『24時間テレビ』の初期テーマ曲として使われた『LOVE SAVES THE EARTH』や『愛はマジック』『エバー・グリーン・ラブ〜人間という名の大きな樹』は印象深く、当時はこれらの曲を聴きたいがために番組を観ていたのではないかと思えるほどだ。

自分がいつしかあの番組を観なくなったのは、彼の手掛けたテーマ曲が流れなくなった時期と重なっていて、それが理由のひとつだったのかもしれないと今になって思う。

彼の作品群はある程度把握していたつもりだったが、今日さらに調べてみると、『きのこの山』『たけのこの里』『レディーボーデン』、そして『セシール』といった馴染み深いCMソングまで手掛けていたことを知り、その振り幅の広さに驚かされた。

ジャズの系譜を感じさせる洗練された楽曲から、一瞬で耳を捉えるキャッチーなフレーズまで、その引き出しの多さは圧倒的だ。

考えてみれば、どの曲も最初に聴いてから何十年もの歳月が流れている。

それにもかかわらず、今なお細部まで鮮明に思い出すことができ、あらためて聴き直したいと思わせる…実際『ルパン三世のテーマ』を聴いていて訃報を知ったわけだし…。

時代を超えて人々の耳に残り続ける旋律を生み出した、偉大な作曲家であったことを実感せざるを得ない。

ご冥福をお祈りします。

Posted by ろん