8191 栃木は”関東”が多い

ちょっとした投稿

関東チケット
関東チケット

昨日、宇都宮を訪れた際にふと気になったことがある。

それは、名称に「関東」という言葉を冠するケースが宇都宮市内で散見されるということだ。

宇都宮駅からホテルへ向かう道すがら、「関東チケット」という金券ショップの看板が目に入った。

確かに栃木県は関東地方の一部であるが、東京や埼玉などに住んでいると、あえて「関東」と銘打つケースにはあまり遭遇しない気がする。

ふと振り返ってみると、栃木県には「関東」の付く著名な名称がいくつか存在する。

まず思い浮かぶのが、栃木県のご当地飲料として有名な「レモン牛乳」。

正式名称は「関東・栃木レモン」というが、パッケージを見ると「関東」の文字がひときわ大きくデザインされている。

調べてみると、かつて「関東牛乳」という製造業者が廃業した後、栃木乳業がその製法を受け継ぎ、「関東・栃木レモン」として復活させたという経緯があるようだ。

関東・栃木レモン
関東・栃木レモン
関東が強調されている
関東が強調されている
関東バス(関東自動車)
関東バス(関東自動車)

また、宇都宮を中心に路線バスの営業網を展開しているのは「関東自動車」であり、車体にも「関東バス」と書かれている。

中央線沿線で見かける「関東バス(関東バス株式会社)」とは別会社であるが、栃木の関東自動車のほうが歴史は古く、しかも「関東バス」という名称で商標登録を行っていることも分かった。

この「関東」という言葉を多用する傾向は、以前取り上げた「群馬は”中央”が多い」という事象に通じるものがある。

両県で用いられる名称の傾向と背景を、Geminiに尋ねてみたところ、以下のようになった。

項目 栃木県(宇都宮など) 群馬県(前橋・高崎など)
多用される語 「関東」 「中央」
ニュアンス 関東圏への属意識、玄関口 日本のハブ、独自拠点、へそ
代表的な足 関東自動車(関東バス) 日本中央バス / 群馬中央バス
背景にある心理 首都圏との繋がりを強調 自立した結節点であることを強調

この比較について考えてみると、さもありなんという気もする一方で、どこか強引な解釈のようにも思えてしまう。

なお、「関東」という地名・地域名については、茨城県の「関東鉄道」のように、同じ北関東の茨城でも見られる傾向である。

今後他の県を訪れた際にも、こうした地域特有の名称づけを発見できるかもしれないので、引き続き意識して観察してみたいと思う。

Posted by ろん