8186 人気うどん店での戸惑い

以前から父が「行ってみたい」と話していた資さんうどんへ、両親を伴い3人で出かけてきた。
ちょうどお昼時ということもあり、駐車場に入るのにも時間を要するほどの大混雑だった。
店内も当然のように混み合っていたが、入店してまず戸惑ったのは順番待ちの受付システムの分かりにくさだ。
レジ近くにある受付機で操作するようだったが、もう少し導線を分かりやすく、目立つように配置されてほしいと感じた。
それでも10分ほど待つだけで席に通されたのは幸いだった。
席に着き、メニューを広げて選ぶという行為はごく自然な流れだ。
しかし、ここから注文に至るまでの流れには改善の余地があると感じた。
注文は各席のタブレット端末で行う仕組みだが、メニューの項目とタブレット内のカテゴリ分けや並び順が一致していないのだ。
紙のメニューにはメニューごとの番号が振られていないため、一覧性の高いメニューで選んだ料理をタブレットで素早く指定することができない。
結果として、タブレットの画面をあらためて操作して探すことになる。これがセットメニューの豊富さと相まって、さらに混乱を招く要因になっていた。

ラミネート加工されたメニューには以下の名称が並ぶ。
ミニ資セット
資さん満腹セット
ミニ丼セット
資さんしあわせセット
選べるしあわせセット
いずれもうどんと丼物の組み合わせであるが、名称が紛らわしく、席で選んだはずの料理がタブレット上のどれに該当するのかが分かりづらい。
自分たちだけでなく、近くの席に座っていた他のグループも同じように戸惑っている様子が見受けられた。
料理自体はボリュームがあり、味も申し分なかっただけに、この注文プロセスの分かりにくさはもったいなく感じる。

食後の精算もまた課題が目立った。
有人とセルフの2つのレジが並ぶが、有人レジには、なかなか店員がやって来ない。
そして、セルフのほうは操作に手間取る利用者が少なくなかった。
画面いっぱいにポイントやクーポンの案内が表示されるが、対象外の利用者にとっては情報の意図を読み取りにくく、支払いをしようとした父も画面の前で動きを止めてしまっていた。
さらに、店舗の駐車場システムにも少しの手間があった。
一般的なナンバープレート認識や駐車券発行ではなく、精算機に駐車位置の番号を入力する方式がとられている。
ふつうは自分がどこに駐車したか覚えておらず、わざわざ番号を確認するために、車を止めた位置なで確認に行かなければならないのは、少し面倒に感じられた。
慣れてしまえば些細なことかもしれないが、全体的に「利用者に少しのストレスや面倒くささを感じさせる仕組み」が積み重なっている印象を受けた。