8181 企画展「歴史館コレクション おもちゃ絵」
東京都庭園美術館から少し歩いて、港区立郷土歴史館へ。
ここで開催中の企画展「歴史館コレクション おもちゃ絵」を鑑賞する。

江戸時代から明治時代にかけて、主に子ども向けの手遊びのために作られた「おもちゃ絵」。
図鑑のような◯◯尽くしや、双六、切り抜いて遊ぶ組上絵など、さまざまなものがあり、遊びのなかから、知識を養うこともできた。
そんなあそび絵を集めた企画展だ。
来るきっかけになったのは、チラシにあった、《十二支見立職人尽》というもの。
ねずみが何かしている…。
どうやら、金網を作ってるらしいが、これは、十二支に登場する動物たちが、さまざまな職人になっているというもので、イヌは「ワン」と鳴くことから碗職人、ニワトリはその鳴き声で人びとが朝の到来に気づくことから時計師など、引っ掛けているのが特徴。
で、なぜ、ねずみが金網? それは、自分たちが捕まるためのものを作っているという皮肉らしい。
ウシも自分が曳く牛車を作っている。
おもちゃ絵は、さまざまな擬人化したキャラクターが見られる。
ネコはその代表格だが、なぜかほおずきまでが擬人化されていたりする。その発想の豊かさに驚かされる。
《新撰東京名所》は、港区域とその周辺の名所を描いたもの。
増上寺、琴平神社(虎ノ門)、新橋ステーション、離宮正門(赤坂)、議事堂(幸橋)、泉岳寺(高輪)、日枝神社(溜池)、練兵場(青山)と、いまでも名所になっているところもあれば、それほどでも亡くなった場所、なくなってしまったものなどもあって興味深い。
歌川国貞(三代)による《小学尋常科高等科修業寿語禄》は、現在の小・中学校にあたる尋常科4年間、高等科4年間の学校生活で、だいたい6歳から14歳くらいまでの子どもたちが学ぶ風景を双六にしたもの。
結構な頻度で「落第」が出てくるので、なかなか上がりである「卒業證書授与式」にたどり着けなさそう。
《少年運動双六》は、「少年界」という雑誌の付録の双六。
いろいろなスポーツが登場するが、いまでもメジャーなスポーツに混じって、樽抜けとか提灯競争などが登場する。
これが作られた1907年(明治40年)ごろは普通に見られたのだろうか。










