8169 GATEWAY NARITAの不可解な律儀さ

相変わらず、ゲートウェイ成田(GATEWAY NARITA)の工事進捗を追い続けている。
空港会社との貸借契約打ち切りが報じられた際にはプロジェクトの頓挫も予感したが、更新される進捗状況は驚くほど律儀だ。
ただ、一つ気になる変化がある。以前まで掲げられていた「2027年冬の開業に向けて、着々と進んでいる開発作業」という一文が、削除されていたのだ。
2027年という文言が含まれる以上、完成まであと1年を切ったことになる。
で、この建物ひとつ建っていない状況では、さすがにその文言を維持するのは困難だったのだろう。
その「妙に正直な削除」に、プロジェクトの苦境が透けて見える。
ちなみに当初の「2027年冬」とは、実質的に2028年3月を指していたと思われる。
冬というにはあまりに遅い時期をあえてそう表現したのは、スケジュールの遅延を少しでもぼかすためのレトリックだったのだろう。
それでも、依然として2年以内のオープンという旗印は掲げられている。しかし、現地の状況を見て「本当に完成するのか」という疑念を抱かない者はいないはずだ。
そう遠くないタイミングで、このプロジェクトは何らかの大きな決断を迫られるはずだ。
撤退か、縮小か、あるいは奇跡的な巻き返しか…その結末を「怖いもの見たさ」で見守り続ける日々はまだ終わりそうにない。