8161 銀行窓口の変化

今日は伯母に同行し、預金口座の手続きのために二つの銀行を回った。
ATMでは完結しない処理のため窓口へ向かったのだが、あたためて気づかされたのは、どちらの店舗も窓口が2階以上のフロアに配置されていたことだ。
ようやく辿り着いた窓口で目に飛び込んできたのは、スマートフォンを手に、行員と話し込む人々の姿だった。
その光景は、銀行というよりは「スマホ教室」のそれである。
考えてみれば、これは当然の帰結なのかもしれない。

現代の銀行手続きにおいて、スマートフォンを活用するには単なる通話機能だけでは不十分で、メールやSMSでの認証コードの確認、さらには端末固有の生体認証などが滞りなく使えることが大前提となっている。
IT分野にある程度通じている自負がある自分でも、これらの工程が決して簡便ではないことを理解している。
ましてや、慣れない層にとっては、銀行の手続き以前に、そもそもの「スマホ操作」という高い壁が立ちはだかっているのだ。
久しく窓口を訪れていなかった間に、銀行という場所の役割は大きく変わってしまった。
いずれは、こうした有人窓口すら姿を消し、すべてをAIが対応する日が来るのだろうか。
技術の進歩は肯定したいけど、この目の前の「スマホ教室」のような光景を見ると、いろいろ考えさせられてしまう。