8013 iPS心筋シートとチップスター

PC・携帯・ネット,科学

先日見た、iPS心筋シートが、チップスターに見えてくると思ったが、同じように思う人がいるかなと、Googleで検索してみた。

すると「AIによる概要」として、こんなことが書かれていた。

心筋シートとスナック菓子の「チップスター」には、一見すると奇妙な、しかし非常に実用的な関連性があります。
心筋シートの製造過程で、その形状や大きさを安定させるために、「チップスター」の容器の容器(筒状のポテトチップスケース)を応用したケースが使われていました。

危うく騙されそうに…
危うく騙されそうに…

こんなことがあったんだ!とちょっとびっくり。

でも、同時に「これは本当だろうか?」と気になってきた。

もしこれが本当だとしたら、もっと話題になってもいいはずなのに、まったく聞いたことがないし、いろいろ検索しても、それらしい答えは返ってこない。

ChatGPTに聞いてみると、

特に報道や学術文献を調べた範囲では、iPS細胞由来心筋細胞シート(iPS心筋シート)とスナック菓子のチップスターとの”直接の関係”は確認できません。

と出てくるではないか。

そこでズバリ、「GoogleのAIが誤った情報を捏造したとも考えられるか?」と尋ねると…

はい、その可能性は非常に高いです。

との答えが…続けて…

Google検索の「AIによる概要」(=Geminiによる要約)は、複数のウェブ情報を自動で統合しますが、 ときに「もっともらしい虚構」を生成してしまうことがあります。これを**ハルシネーション(幻覚)**と呼びます。

具体的には:

– 「心筋シート → 丸めて扱う → 筒状 → チップスター」を連想して**創作的に補完した**可能性。
– 一次情報(論文・大学発表・企業リリース)には「チップスター」への言及は一切ない。
– よって、**AIが文脈を誤って組み合わせて作った誤情報**であると考えられます。

動くiPS心筋シート
動くiPS心筋シート

東京女子医科大学の研究チームが…のような、あまりにもっともらしい答えには、つい信じ込ませてしまう恐ろしさがある。

今回のように、ある程度情報が豊富な事例ならいいが、あまり知られていない(=インターネットでの公開情報が少ない)場合には、調べるにも限界があるだろう。

生成AIは、以前に比べたら、はるかに賢くなっているが、突然、こうした”嘘”が紛れ込んでしまった場合の対処はとても難しいと実感した。

こんな感じで、ブログに記載することによって、将来、生成AIがたまたま自分のブログを検索して、表面をなぞるように情報を持っていこうとすると、誤った情報源にもなりかねないというのも怖い。

Posted by ろん