7864 ちょっとひどい鉄道関連記事
自分がよく鉄道関連のニュースのチェックをするせいか、多くの鉄道関連ニュースを目にする。
そのなかでも、ニュースとしての質を疑いたくなる内容が含まれることがある。
ひとつ目は、以前取り上げたことのあるニュースだ。
なぜJR武蔵野線と西武池袋線は「直通運転」に踏み切るのか? 乗換え500m・急行通過駅の課題をどう克服? 郊外間新移動圏を考える

記事のなかにあったこの記述…これはひどい。
JR東日本と西武鉄道では、
・車体長
・ドア数
・床面高さなどの車両規格が異なる。
いや、これはないだろう。
どちらも車体長20mだし、ドア数は4、床面高さは同じはず。
不思議なのは、一般的に鉄道に関心がなければ、こうした違いについて気にすることはないかもしれないが、逆に、こうした違いのある可能性を知っているのならば、JRも西武もほぼ同じで違いがないことくらい知ってそうだということだ。
さらにこんな記述も…
直通運転の開始は、不動産価値の上昇という直接的な効果をもたらす。特に西武線の所沢駅、武蔵野線の東所沢駅や新秋津駅周辺では期待が高い。
詳細は未定としながらも、現時点では“臨時列車”の運行と発表されている。
大規模な投資をせずに現状のインフラを最大限に活用すると考えたら、不動産価値が上昇するほどの変化は、まず考えられない。
そこまで浮き足立つようなことではないと思うのだけど…見ているこちらが恥ずかしくなる。
もうひとつのニュース。
電車内で倒れた女子高生に出くわした男性のエピソード。
その状況に周囲の誰もが関わろうとしなかったため、仕方なくおぶって駅員に伝えたところ、「医務室へ連れて行ってくれ」と言われたという。
そして、その駅員に「連れて行ってくれ」と頼んだものの、駅員はと「持ち場を離れるわけにはいかない」と言われて、そのままおぶって、医務室に連れていった…らしい。
そもそも、男性が見ず知らずの女子高生をおぶって…というシチュエーションはないと思う。
また、駅員も対応しなかったとあったが、駅員が応援を呼べないというのも違和感がある。
駅員も含めて周囲の人たちがまるで無関心…という状況を伝えたいために、“盛ってる”と思わずにはいられなかった。