7856 むしろ知識が邪魔をする

これは、ここ最近の鉄道関連のニュースのなかでも、かなり驚いた内容だった。
西武池袋線からJR武蔵野線への直通運転を計画しているという。
線路がつながっているということは、多くの鉄道ファンなら知っていることだが、ここを介して直通の旅客列車が運行するという発想…これは、ありそうでなかった。
むしろ鉄道ファンだと、この連絡線の配線のことを考えてしまうのだ。
西武線所沢方面から接続している連絡線は西国分寺や府中本町方面に向いていて、ニュースで伝えられたような舞浜など湾岸エリアに向かうには、いったんスイッチバックで進行方向を変えないといけない。
一般的な鉄道の運行とは異なるが、スイッチバックそのものが重大な制約となるわけではないが、鉄道ファン的な視点からすると、避けるべきだろうと自然に考えてしまう。
知ってるが故に、“常識”にとらわれて、発想に至らない…のかもしれない。
もっと自由な発想をしてもいいんだと気付かされた気がする。
そうなると、もしかすると舞浜や湾岸エリア方面ではなく、スイッチバックしない方向からそのままさらに先の小田原や伊豆、修善寺なんてことだってあるかもしれない。
まだ、詳細は検討中ということだが、あっと言わせるような直通運転を見てみたいものだ。