7853 2回目の失敗を乗り越えられるだろうか?

宇宙開発スタートアップ企業「ispace」の日本における民間企業初の月面着陸に挑むプロジェクト。
2年前に失敗に終わったから、傍観者ではあるけど自分にも、今度こそという思いはあった。
今回の着陸は、午前4時過ぎというかなりの早朝で、その時間に起きて中継を見ることができるだろうかとも思ったが、しっかり目が覚めた。
インターネットで、司令センターや着陸の模様を見守る会場からのライブ中継を視聴する。
熱気が伝わってくる。
月着陸船からは、映像はないが、速度や高度の数値、それを示すグラフなどが、リアルタイムで表示されている。
着陸予定時刻前なのに、数字が消え、グラフは一直線に下に落ちてしまった。
画面の表示と実際の着陸船の状態に差が出ることがあるとの説明はあったが、いくらなんでもこれはおかしい。
もうこの瞬間から嫌な予感しかしなかった。
会場からの熱気が一気に冷めていく感じがした。
中継は「状況を確認中」を繰り返すようになるのは、前回の失敗の光景そのままだった。
前回の失敗では、比較的すぐ、次回への期待につながるような気がしたが、さすがに2回目の失敗となると、心理的にも資金的にも一気にハードルが高くなってしまった気がする。
乗り越えることができるだろうか?