7825 よく行っていた店の現在

物思いに耽る(雑感)

小洒落た感じに
小洒落た感じに

所用で川越に帰った。ふだんは通らないところを自転車走っていたら、ふと、たしか、このあたりによく行ったリサイクルショップがあったよなぁ…と思い出した。

もうなくなっちゃったかな…と思って、ちょっと意識していたら、ブランド品を中心に扱うリサイクルショップに生まれ変わっていた。

ブランド品も扱っていたが、かつては中古の電化製品なども多く扱うリサイクルショップだった。

それも商品が山積みで、どこに何があるかわからないような…まるで中古商品の“ドン・キホーテ”とも言える感じの店だったように記憶している。

だから、そこで自分なりの掘り出し物を探す楽しみがあった。

自分の希望する商品が見つかって格安で手に入れられるなんて、こんなに嬉しいことはない。

ここ最近、こうしたブランド品を中心とした買取専門店がやたらと増えているが、このあたりは儲かる分野なのだろう。

跡形もない
跡形もない

中古の商品と言えば、古本もそうだった。このリサイクルショップの近くに、よく行く古本屋があった。

ここで過ごした時間は本当に楽しかった。

さきほどのリサイクルショップ同様、思わず、おもしろそうな本が見つかると心が奪われたものだ。

この古本屋は、ずいぶん前に閉鎖され、しばらくの間、仮囲いで入口が塞がれたままだったが、その後、建物自体が取り壊され、新しいビルが建てられた。

新しいビルには古本屋などが入るはずもなく、いくつかの飲食店が入って現在に至っている。

ここに古本屋があったということ自体、思い出す人など皆無だろう。

Posted by ろん