7816 大山町クロスポイント周辺地区付近

ちょっと前に見に来ていたけど、また大山の近くまで来たので「大山町クロスポイント周辺地区」再開発の様子を見てみた。
賑やかな商店街のアーケードが途切れたところが、再開発地区だ。
再開発A街区に建設されたタワーマンションの1階には、先月末にスーパーマーケット「マルエツ クロス大山店」がオープンしたようだ。
ただ、それよりも、ものすごく気になったのは、再開発エリアの中心を横切る道路だ。
この道路の前後はまだ建物が建ったままで、とても開通の見込みはなさそうなのに、今にも車が通りそうなくらい、しっかりとできあがっていたということだ。
絶対に誰も利用しないだろう思われる自転車通行帯を示す青いラインが鮮やか。

あまりにこの道路が気になって、マルエツのある再開発ビルの写真を撮り忘れたくらい。
予算の都合によるものなのかもしれないが、開通の見通しの立たない道路のために、アーケードをなくしてしまうのって、どうなんだろう…とは思ってしまう。
もっとも、この道路のために再開発事業が進んだと言っても過言でもなく、そのためにアーケード分断もやむを得ないと、行政は考えているのだろう。
そして、さらに驚くことに、大山商店街には、タワーマンション建設をともなう再開発が、ここだけでなく、このすぐ隣でも進んでいる。
こちらは「大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発事業」と呼ばれていて、対象地区はこの先の商店街に沿っている。

ちょうど、その再開発地区にあるスーパーも、これまでの再開発の進め方や経緯などに大きな不満を持っているようで、猛反発している。その様子は、テレビなどでもたびたび紹介されている。
これから本格的に始まる再開発の計画の完成予想図をよくよく見ると、アーケードらしきものが描かれているので、こちらは撤去はされないようだ。
でも、これまでのような”商店街”としての雰囲気は失われてしまうだろう。
そう考えると、反対派が訴えるように、道路開通のめどが立ってないうちに、アーケードを取り壊す意味があったのか?という主張は、理解できる。