7757 鈴藤ビル

建築・都市

2020年3月の様子
2020年3月の様子

いわきに行くたび気になってたのに、調べそびれてたことにようやく着手できた。

それは、いわき駅から徒歩数分のところにある、この建物。

目を引くのは、屋上の展望台のような構造物だ。

これはいったい何の建物だろう?

もうちょっと見ておけばよかった
もうちょっと見ておけばよかった

これまでは、少し離れたところからしか見たことがなかったが、昨日は正面までやってきた。

「鈴藤」の店名があった。

検索してみると、こんな記事があった。

2020年2月6日(木) ■老舗格衣料品の平・鈴藤 破算手続き開始決定

かつて、婦人衣料品販売や各種生地の取り扱いで知名度の高いお店だったらしい。

そして、この建物は、1961年(昭和36年)に竣工した地上5階・地下1階、そして屋上に展望台があるのが特徴の鈴藤ビルだそう。

当時は、市内を一望できたそうだ。

昨日の様子
昨日の様子
正面から見たのは初めてかも
正面から見たのは初めてかも

5年前に訪れたときは、ちょうど廃業した直後だったようだ。

その時の写真と見比べると、やはり”廃墟化”が進んでいることがわかる。

しばらくの間休業いたします
しばらくの間休業いたします
打ち捨てられた看板
打ち捨てられた看板

今回、いろいろ検索してみたものの、あまりこの建物に関する情報が出てこなかった。

こんなに特徴的な建物なのに、あまり情報が見つからないのが不思議。

当然と言えば当然だけど、検索は万能ではないということをあらためて思い知らされる。

記憶にも記録にもほとんど残らないまま、朽ちていってしまうのだろうか?

Posted by ろん