7718 フジテレビ本社ビル
フジテレビの混乱が気になってしまう。
自分にはまったく関係のないことなのに。
予想されたことではあるが、先日の記者会見のひどさを見ると、なんだかヒリヒリした感覚を覚えてしまう。
他人事なのに。
自分事として考えれば、先日自分がトラブルの引き金を引いてしまったことが影響しているのは間違いない。
先週くらいから、ずっとモヤモヤとしたというか、なんだか気が滅入っているという感じが続いている。
そうした事情や、ここしばらくかなり忙しくしていることもあって、最近は“寄り道”することがなかった。
わざわざ出掛けてみようと思うところが思いつかなかったが、ふと、ヒリヒリさせられるところに足を運んでみようと思いついて、朝のお台場へ行ってみた。
フジテレビ本社ビル(正しくは、FCGビル)をじっくり見るのは初めてかもしれない。
1回だけ展望台に上がった記憶はあるが、もういつのことだったのか忘れてしまった。
正面入口の方に来ると、ところどころに、フジテレビのマスコットキャラクター「ラフくん」がいる。
かなり久しぶりに見た感じで、ここ以外で見る機会はほとんどなさそうだ。
テレビ局のマスコットキャラクターは、どうも長続きしない。
日本テレビの「なんだろう」くらいは、名前とキャラクターは一致しているけど、すでにいなくなって久しいし、その後登場した「ダベア」なんて、いま調べるまで名前すら思いつかなかった。
TBSも名前とキャラクターが一致しない。
話がそれた。
オープンは9時からだけど…この大勢の女性たちは、いったい何を待ってるのだろう?
8時前ということもあって、周囲はとても静か。
トレビの泉ならぬ「テレビの泉」なんてのがあった。
東京お台場トリエンナーレというイベントのポスターが貼られていたけど、こちらの開催が危ぶまれているらしい。
幅の広い階段を上がっていくと、建物の奥へと続く、大階段があった。
夏休みのイベントの開催中は、ここも人でいっぱいになっていたはずだ。
現在の混乱は、こうした場所の風景を変えていくことになってしまうだろう。
ニュースなどで、フジテレビを紹介すると、こんな角度から映されることが多い。
フジテレビが新宿区河田町から移転したのは1997年だそうだ。
もうすぐ30年も経つ。

レインボーブリッジが見えるところまで移動すると、急に人が増えた。
他にはほとんど人影がないので、なんだろうと思ったら、どうやら、ロケをやっているようだ。
お台場は、街全体が舞台のような感じがする。
そんな大袈裟な意味ではない程度の非日常的な場所という感じ。
そうした雰囲気を作ったのは、間違いなくフジテレビだと思う。
フジテレビ=お台場という感じになってしまっている以上、フジテレビの問題は、そのままお台場の空気をも変えてしまうだろう。
この街がどう変化していくのかを見守っていきたいと思う。