7713 先の見えないフジテレビ問題

東京都港区が主催する動画コンテストのポスターを見たら、いろいろ考えさせられてしまった。
いよいよ、フジテレビの問題は、いよいよ未知の領域に入ってきた感じがする。
この騒動が起きはじめたときには、なんだかんだ言って、フジテレビは、逃げ切るんじゃないかと思っていた。
おそらく当のフジテレビの経営陣や幹部もそう思っていたのだろう。
その結果が、あのテレビの存在を否定するような映像のない記者会見だった。
これで、火消しどころか火に油を注ぐ状況となり、結局、当初拒んでいたオープンな形での記者会見を開く羽目になった。
ただ、やはりというか、出席が求められていた、”天皇”とも呼ばれてる日枝相談役は出席しないという。
これによって、直近の動きが見えてきた。
① オープンな形での記者会見開催
② 中身のない回答に終始し会見は長時間にわたって紛糾
③ やはり日枝相談役の出席は不可避という流れが強まる
④ 出席したくない日枝相談役は、自ら辞任してそのまま雲隠れ
こういった最高権力者みたいな人は、最後まで表に出てこないだろう。
往々にして、こうした立場の人は自分のことしか考えていないので、自身のプライドや保身と、この非常事態を解決を天秤にかけたとき、当然のように前者を選ぶものだし、現にそうしている。
引退を表明した中居正広にしても日枝相談役にしても、それなりの地位にいれば、結局は逃げ切れるのだ。
最初思ったようにフジテレビ全体で逃げ切れないとわかったら、小賢しい者たちだけが上手く逃げていくという感じ。
結局、どうしても逃げきれないのは、フジテレビの社員たち、そして系列の地方局の人たちだ。
でも、こうした”下々の者”たちが、どう立ち上がって、再興していくか?
まさに未知の領域へと向かっている。