7704 平塚市自動運転バス試乗会
以前、埼玉県深谷市で行われた自動運転バスの実証実験に参加したが、そのほぼちょうど1年後の今日は、神奈川県平塚市での自動運転バスの実証実験に参加できることになった。
参加と言ったって、ただ乗るだけなのだけど。
平塚に向かう前に東京駅に寄って、新作が発売されたばかりの、コンテナ弁当を調達して、カニの化石がちゃんと残ってるかどうかを確認して、新宿へ向かう。

東京駅からそのまま東海道線で平塚に行けばよいのだけど、新宿まで行ってそこから小田急線で藤沢に向かったほうが安いのと、今なら新宿までは無料でグリーン車が利用できるので、少し遠回りで向かうことにした。
乗り換えした藤沢では、クルミッ子が人気なんだな…とか、藤沢駅ホームにある80系電車を模した売店の営業時間が朝のわずかな時間だけになってるなどを確認して、平塚駅へ。
平塚駅に下車したのは初めて。
賑やかなのは、北口側のようだが、今回乗車するのは南口。
ふだん神奈中バス平15系統として運行されるのと同じルート で、11時5分に平塚駅南口を発車し、ふたたび11時30分に戻ってくる想定だ。
平塚駅には、少し早めに到着したが、ウロウロと駅前の様子をちょっと見ているうちに、発車時刻が近づいてきた。
バス停に行ってみると、予約した人たちが行列になっていた。

定員は20人。客層は若干年齢層が高めだ。
まぁ平日のこんな時間に来られる人なんて限られている。
自動運転の様子を見てみたかったので、できるだけ前に座ろうと思ったが、それは叶わず、少し後ろに座る。
定刻通りバス発車。
前方の状況とか、運転手の様子を直接見たかったが、係の人がつきっきりで前面に立ってしまっていたので、よく見えなかった。
一応モニターでわかるようにはなっていたのだけど、明るい車内では輝度が足りないのと、モニターからの距離があってよく見えなかった。
自動運転しているときと手動運転しているときとの違いは、色でわかるようになっているのはわかった。
前回乗った深谷と比べて、かなり長い時間自動運転している感じだった。
1年前とはかなり進化していることに驚いた。
発車から停止まですべて自動で行われている。
路上駐車する車も自動で回避できるようになっていた。
ただ全てが自動で回避せず、一部では手動運転していたので、あとで、その理由聞いたら、現時点では決められた場所でのみ回避が可能らしく、それ以外だと手動となるようだ。
またバスの停車や発車についても、自動で行われているとのこと。
あらかじめ停車を予定していたバス停には、時刻表通りに停車する。
途中の一部のバス停からの乗車もあった。
定刻通り、ふたたび平塚駅南口に戻ってきた。

前回乗った深谷と比べると、ほとんど”イベント感”がなかったのも印象的だった。乗車時に軽い注意喚起と、自動運転の仕組みなどを自動放送で紹介する程度で、深谷のときのようにどこかに集合して質問を受け付ける場などもなかったし、自分が降りたあとは、すぐ次の試乗客を乗せて、数分後には発車していくような感じ。
そういった意味では、こうした自動運転バスの運行は、だんだんと特別なイベントという位置付けではなく、実用化に近づいているということなのかもしれない。
午後からは仕事なので、東海道線で東京方面へ向け、平塚を出発。
JREBankの特典でもらったグリーン車利用券を利用。
朝のうちに買っておいた”コンテナ弁当”をいただく。
1年で自動運転バスの変化を実感することができたのは、自分にとってはちょっとした収穫だった。
また機会があれば、進化を実感してみたい。
次はもしかすると”実用化”したバスに乗ることになるのかも。