7654 2024年鷲神社酉の市(三の酉)
先週、酉の市が今年は3回あって、最後の回である三の酉が行われるのが今日だと知って、行ってみることにした。
以前も来たことがあるなと思って調べてみると、ちょうど10年前だったようで、かなり久しぶりだ。
ポスターを見て初めて知ったのは、酉の市が24時間ずっと開催され続けているということだった。
そこで今回は朝来てみた。
入口には、昨年の熊手などを納める仮設の場所が用意されていて、おそらくアルバイトのような青年2人が、ほとんど無心の境地で、お祓い棒(大麻)を振っていた。
境内には所狭しと、縁起物の熊手が並んでいる。
先週は静まり返っていた境内が、今日は7時過ぎの時点でもう賑やかだ。
他のお客さんに遮られることなく、さまざまな熊手を”鑑賞”することができた。
お店によって、かなりさまざまなタイプがあることもわかる。
訪れている人は少ないものの、あえてこの時間に来ている人は少なくないよう。
あちらこちらから、熊手が買われたときの”手締め”の声が聞こえてきた。
前回夜に来たせいか、夜しかやってないものと勝手に思っていたが、なんと24時間もやっていることを今回初めて知った。
実際にどうやってるんだろうと思ったら、深夜帯は営業する店の数を絞っているようだ。
熊手や酉の市の全体の様子をしっかり見たいなら早朝に限る気がする。
犬の散歩の途中に寄る人もいた。
クイズに応募できるみたい。
せっかくなので、自分もチャレンジしてみた。
三択問題に丸を付けて「簡単、簡単♪」と思って投票箱に入れた瞬間、あること気づいた。
丸をつけるんじゃなくて、解答欄に選択肢の数字を書くようだった。
複数回の投票は無効ということで、せっかくのチャレンジが無駄に終わってしまった。
朝の様子を見られたのでもう行かなくていいかな…と思ったが、やっぱり気になったので、夜も来てしまった。
鷲神社に近づくにつれて、歩道を歩くのもままならないくらいの混雑だった。
出店が道路脇や歩道を塞ぎ、さらにそれを見たり並んだりする人たちで、なかなか前に進まない。
「いょ~おっっ!」
あちらこちらから、手締めの声が聞こえてくる。
まさに酉の市らしい風景だ。
眩しいくらいの光の中に身を置いて、ものすごい数の人たちの波に揉まれていると、どこか気分が高揚してくる感じになる。
一方で、今日はもうこれまでにかなりの距離を歩いているので、くたびれてしまい、この人の波から無事に出られるのかと不安にもなってきた。
あえて足を運ぶことで、こうした非日常空間を味わえて、楽しいひとときだった。