7647 ”日本一長い”商店街を早朝に歩く
国際通り沿いの4つの商店街が合併して「日本で一番長い商店街」となったというニュース。
もともと日本一とされていた大阪の天神橋筋商店街を知る人からは「ずるい」とか「反則」という声が出ているという。
そうした声を裏付けなくても、その通りだろうなぁ…とは思いつつ、実際に歩いてみようと思って、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅へ。
都電荒川線三ノ輪橋からは、ちょっと離れている。
昭和通り(国道4号)から分かれた大きな通りが「国際通り」で、“商店街”はここから、実に3キロにわたって延びていることになる。
伝えられている通り、まったく商店街らしくない通りだ。
片側3車線で道幅は広い。
アーケードはおろか、そもそも肝心の商店がほとんどない。
だから、ここが商店街と言われても実感が湧かないのだ。
道路は古くからあるせいか、歴史を感じさせるような建物のお店はちらほら。あと目立つのはマンションだ。
西徳寺という寺の前にあった言葉。無菌状態に
慣れ過ぎ
みんな
あちこち
弱ってる
なにげなく、読んだら、どうやらB'zの「まよえる蒼い弾丸」という歌の歌詞のようだ。
来週、三の酉があるようだ。ずいぶん前に酉の市を見に行ったことがあるが、準備しちている状態のところに来るのは初めて。
市と市のあいだは、こんな感じになってるんだ…。当然だけど、ちゃんと片付けられている。
各店には、それぞれ消火器が置かれていているのが印象的だった。
”カド”と名前のついたビルは、実際に交差点に面していた。相変わらず、ちっとも商店街らしくならないまま進んでいって、言問通りと交差。
浅草が近づいて、浅草ビューホテルが見えてくると、だんだんと賑やかになってくる。
アーケードも現れ、ようやく商店街らしくなってきた。
すぐ左手には花やしきがあったり、行き交う人たちに外国人観光客が増えたり、浅草に来た感じがする。
時刻は8時前だが、観光客の朝は早い。
雷門通りを左手に見ながら、どんどん南下する。この付近も一部アーケードがある。
国際通り全体を通じて、マンションを多く見かけたが、この辺りはホテルも多い感じがした。
ずっと片側3車線の道路で横断禁止だから、反対側の店に気軽には行けない。
春日通りと交差し、蔵前駅の入口の案内が見えてくると、ようやく国際通りの端に到着。まったく商店街という感じがしないままだったが、いろいろと見どころが多そうなのはおもしろかった。
今回は寄らなかったけど、吉原などにも足を延ばしてみたい。
商店街としてまだ合併したばかりだし、少しずつ変化していくだろうから、また機会をあらためて歩いてみたいとは思った。