7643 東急プラザ銀座

そもそもそれほど銀座に用事はないのだけど、新しい店や建物の動向についてはチェックしている。
かつての銀座東芝ビルの跡地にできた「東急プラザ銀座」は、オープン当初はかなりの話題になっていたのを覚えている。
調べてみると、2016年3月31日にオープンしたとのことだから、もう8年も経ったようだ。
その東急プラザ銀座のテナントが抜けて、新しいテナントが入らないままになっているらしい…ということで、見に行ってみた。
フロアの案内を見ると、ずいぶん空きがあるようだ。
まずは、エスカレーターでどんどん上に上がっていく。
6階は…フロアにすら入れず。
そして7階へ。
なんと…何もない!


かつて、ここには東急ハンズの新業態「HANDS EXPO(ハンズエキスポ)」があったそうだが、2020年1月に閉店している。
つまり、それから4年以上テナントが入っていないということになる。
使われていないのなら閉鎖したら良さそうなものだが、7階には別のテナントが入っているせいか、こうして開放された状態となっているようだ。
まったく人も通らないので、ダミーを置いても迷惑にならない。
8階と9階は、ロッテ免税店となっているようだ。
しかし、ここもお客さんがいない。当然インバウンド向けのはずだが、都内であんなにあちこちで見かける外国人が、ここにはいないのだ。
あちこち歩いて見ると、閉店で仮囲いになっているのか、もともと壁なのかわからないようなところもたくさんある。
全体的に活気のなさは否めない。
訪れたのが夜だったため、あらゆるところがキラキラしているのに、建物全体に漂う寂寥感とのギャップを強く感じた。
インバウンド客を対象にしているにもかかわらず、ほとんど来ていないというのは、いったいどういうことなのだろう?
いろいろ考えさせられる光景だった。