7586 “まさか”が続く
兵庫県知事の失職からの再出馬表明はけっこう驚いた。
これまで、公益通報の取り扱いやパワハラ、おねだりなど、数々の指摘が証拠とともに指摘されてきた。
しかし、それをことごとく自身の対応には問題がなかったとし、批判に対しては「真摯に受け止める」と述べるだけで、実質的に“無視”を決め込んだ。
果ては、道義的責任の意味が分からないと断言までしている。
最終的には、県議会議員全員からの不信任決議を受けて、どうなるか注目を集めたが、失職して再出馬という選択を取った。
これはあくまで自分に悪いことはなく(あったとしても些細なこと)、辞めさせられる理由がわからないということなのだろう。
とても再選出されることはないと思っていたが、ネットの様子を見ていると、徐々に空気が変わりつつあるような気がする。
#斎藤知事がんばれ #斎藤知事を守れ
といったハッシュタグで応援するコメントを目にするようになった。
実際のところ、これが文字通りの意味なのか、それとも“ネタ的な煽り”なのかは分からないが、少なくとも一定数の支持はありそうだ。
これだけ注目が集まる状況での知事選挙だから、都知事選挙とまではいかないまでも、多くの候補者が乱立したり、それなりの知名度と実力を持つ人も複数含まれることもあるかもしれない。
それによって票が分散し、“一定数の支持”により再選する…というシナリオもあり得るのだ。
そして・・・
自民党総裁戦。
こちらの動きも、ずっと気になっていたが、まさかの石破茂選出という結果だった。
“最有力候補”だった小泉進次郎は、決選投票にも残れなかったという事態は、おそらく関係者にとっては衝撃的な事態であっただろう。
そして、石破茂と高市早苗のふたりに対して、国会議員による決選投票となったとき、これはもう高市早苗で決まりだな…と思った。
1回目の投票で国会議員の人気が低かった石破茂は選ばれないだろうと思ったら、高市早苗に21票の差をつけて逆転して選出されたのだ。
株価や為替が大きく変動したことも、この結果が意外と受け止めたことがわかる。
それに、これまでさまざまな識者が予測を立てていたが、こうした結果を予想は見たことがなかった。
予想できなかった“どんでん返し”があったのだろう。
以前、小泉進次郎が総裁選直後に解散総選挙をすると言ったら多くの批判が集まったのに、石破茂が総裁に選ばれたら、もうふつうに早期解散総選挙と語られてるし、話の流れが早すぎて、よくわからなくなってくる。
となると、やっぱりこの後の予測は極めて難しい…というか、誰にもまったく見えないということだろうか。
まぁ、数打ちゃ当たるで、誰かが予想しているかもしれないが、その予想がどれなのかが分からない以上、何の意味はない。