7572 完成後の八ッ場ダムに初訪問
北軽井沢の浅間大滝から、八ッ場ダムへやってきた。
2020年にダムが完成してから初めての訪問となる。10年ぶりだ。
新しい「川原湯温泉駅」や「八ッ場大橋」などをチラッと見かける。
以前、このダムの底に行ったことがあるのを思い出すと、ちょっと不思議な感じがする。
今日はこのあと、八ッ場ダム建設にともなって廃線となった、JR吾妻線の旧線を自転車型のトロッコで走る「アガッタン」に乗ることになっていた。
しかし、乗車2時間ほど前になって、突然の”ゲリラ豪雨”があったため、中止になってしまった。
かなり楽しみにしていただけに、ガッカリしてしまったが仕方ない。
八ッ場ダムを見て歩くことにしよう。
八ッ場ダムを間近に見るために「なるほど!やんば資料館」へ。
先月来訪者が100万人を達成したみたい。
天端(=てんば ダム堤体の一番上部のこと)から、吾妻峡がよく見える。
放流の轟音がすごい。
ここからエレベータに乗って下まで降りることができる。
エレベーター内部はは湿気で壁面が濡れていたが、そこに”いたずら書き”で、「ダム最高」と書かれていた。
結露がなくなれば消えてなくなるから、こういういたずら書きなら問題ない。
エレベーターを出ると、しばらくダム堤体の通路を通って外へ。
とても目立つ赤い橋があって、そこから吐水口を間近に見ることができる。
吐水口からはけっこう距離が離れているはずだが、それでもものすごい轟音と水飛沫があたり一面を覆っていた。
この先は、かつて歩いたことのある、昔ながらの吾妻峡の様子が見えた。
アガッタンの乗り場は、このすぐ先にあって、本当はここから吾妻峡をもっと間近に見ることができたはずなのに…と、天気が回復しただけに、よけい残念に思った。
「なるほど!やんば資料館」に戻って展示を見てみる。
かつての反対運動や、民主党政権下での工事中断のことなども詳しく書かれていた。
約10年前にこのあたりを散策したのは、こうした話題になったことも影響したかもしれない。
2013年11月に、紅葉を見に行こうと思って向かったのが、八ッ場ダムとして沈む予定のあったあたりだった。
この時は、すでに工事は再開していて、いずれ見られなくなってしまうのだしまうという思いで散策していた。