7566 川越線
最近、比較的頻繁に川越に行くことが多くなったが、ふだん見慣れないため気になるところがたくさんある。今日気になったのが、JR川越線の川越駅の様子だった。
川越駅から大宮・池袋・新宿方面の列車が折り返していくが、まだ列車は到着していないようだった。
時刻は7時半。朝の通勤ラッシュが始まるくらいの時間だろうか。
ホームは、かなり大勢の乗客が列車の到着を待っていた。
川越線について検索してみると、川越線は大宮-日進間の1区間を除いて全線単線のため、朝のラッシュの時間でも、1時間最大4本しか運行できないのだ。
川越線は、単線の路線で全国で最も混雑しているといわれている。
以前から埼玉県や沿線自治体から、複線化の要望が上がっているものの、JR東日本としてはその考えはないらしい。
まぁ、山手線ですら減便を続けているくらいだから、もはや複線化は絶望と考えてよいだろう。
最近のJR東日本(だけに限らないけど)のダイヤの変化を見ていると…
利用者への利便性向上が、それほど企業の収益に結びつかないことに気づいてしまった
…と思える節がある。
これだと少し言い過ぎか…ここでいう”利用者”をこれまで以上に選別していると補足すべきかもしれない。
巨大な装置産業である鉄道は、投資にも慎重になるし、いまある設備をいかに効率よく活用するかということに、もっとも関心があるはずだ。
だから、日本一混雑していようと実際運行が成り立っているし、これから少子化と人口減が明確であると考えたら、これ以上の投資は不要と考えるのも無理はない。
そう考えると、まだ余裕のあった時代に何とか作っておいて、”逃げ切る”ことができていたらよかったな…なんて、考えたりもする。