7560 ハッピーロード大山商店街を少し歩く
ときどき話題になっている「ハッピーロード大山商店街」を見てきた。
大山駅付近までは来たことがあったが、タワーマンション建設にともなうアーケード撤去など、話題になっているところまで来たのは、かなり久しぶり。
再開発地区にあたる部分では、すでにアーケードはなくなっていて、商店街の両脇には、再開発の中心となるタワーマンションがそびえ立っていた。
ただ、アーケードがあるため、このすぐ近くに来るまで、マンションの高さを感じることがなかった。
完成予想図などからは、このような感じになるのはなんとなく想像はできたが、実際に完成が近づいてみると、想像以上に”分断”を感じた。
都内でも有数の商店街の中心部が、幅の広い道路に分断されてしまうというのは、人の流れを考えると非常に大きな影響を与えそうな気がする。
分断されたアーケードのあるところに、反対運動の急先鋒となっている、コモディイイダがある。
ふたたび、大山駅方向に戻って、再開発工事中の現場の様子を見てみる。
建物は、ほぼ完成しているのか、マンション上部には、クレーンや仮囲いなどはなくなっている。
一方、低層階は、まだ鉄骨が露出していて、工事が続いているようだった。
たしか、道路建設のために閉店するという話だった、鉄道模型のグリーンマックスの店舗跡は、閉店してずいぶん経つが、いまでもそのまま残っている。
商店街を横切る道路がいつ開通するのかわからないが、道路を超えて人の流れを商店街の奥まで届かせるのは、大変そうに思う。
道路建設の必要性は理解できるが、なぜ商店街を交差する場所を蹂躙するかのようなタワーマンション建設に至ったのかが、いまいち理解しがたい。
実際、この2棟のタワーマンションの建つ場所は、それほど駅から近いわけでもないので、必然性が感じられなった。
あらためて、再開発対象の地域を地図で確認すると、道路が本当にできてしまうと、商店街の半分近くが失われてしまうようだ。
こうなると事実上商店街は消滅してしまうといっても過言ではないだろう。
東上線の大山駅付近も、高架化工事が決定しているので、このあたりの様子は大きく変わる。