7559 ギャラ問題
先日の「24時間テレビ」は放送が終了したあとも、さまざまな意見が噴出する状況が続いている。
こういったきっかけを作ることは、むしろ良いことだとは思う。
24時間テレビが放送されたからこそ、4億円を超える寄付金が集まったことは厳然たる事実だ。
ただ、チャリティ番組を放送することで、同時にそこから大きな利益を得ている…となると、別に自分にはまったく関係のないことであっても、モヤモヤ感は否めない。
そうなると、こうした番組制作という“きっかけ作り”の対価はどれくらいが適切なのか?というと、評価は大きく分かれるかもしれない。
たぶんきっかけ作りの当事者であるテレビ局はもちろん、スポンサーにしても、それは現状の利益を得ることが「正当なこと」だと考えているに違いない。
チャリティーだから収益を上げてはいけないとは思わないし、それが正当かどうかは当事者が判断したっていいと思う。
ただその収益の原資は善意なのだから、説明責任があると考えるのは自然なことだ。
それをすべて詳らかにして、そのうえで、視聴者や募金をした人に、それが適正かどうか判断してもらうということが必要なのではないかと思う。