7552 アメリゴ・ヴェスプッチ号見学
イタリア海軍の練習帆船アメリゴ・ヴェスプッチ号が初来日して、船内を公開するというニュースを先日知り、今日行ってくることができた。
現在の世界航海中で28ヶ国を寄港する予定で、その途中、日本に立ち寄った感じ。
向かう途中で、旧船の科学館の解体工事の様子が目に留まった。建物の周囲の設備等はほとんど撤去されていた。
見た感じは、ちょうど建物本体仮囲いの準備が済んで、これから解体に着手する…とといった感じだろうか。
ついになくなってしまうと思うと、やっぱり寂しい。
解体中の、旧船の化学館に沿って、東京国際クルーズターミナルへ。
意外と距離がある。
制服に身を包んだ若い船員さんたちとすれ違う。
事前予約のQRコードを提示して受付する。並んでいる人たちに外国人がかなり多く、日本国内でのイベントではないみたい。
デッキは木製だ。
マストは迫力があって、整然として美しい。
日本の自衛隊の護衛艦見学のような、説明やパネルなどの説明は、ほとんどない。
だから、自ら気になったものを探して、眺めたり写真を撮ったりして、勝手に艦内をぐるっと回っていく感じになる。
ほとんど予習しないで乗ってしまったので、詳しいことはわからない。
ただ、ここで唯一と言ってもいいくらいの説明のパネルによると、どうやら世界一周の途中で日本に立ち寄った感じのようだ。
船員たちが、あちこちに立っているので、会話ができる外国人観光客が気軽に声をかけていた。
男前が多い。
パッと見ただけでは何の部屋だかわからなかったが、テーブルの上に広げられていたものを見ると、東京港付近の海図があったので、航路を検討する場所なのだろう。
ここでも、外国人観光客と若い船員と話をしていた。一体どんなな話をしているのだろう?
東京国際クルーズターミナルに来たのは、クィーンエリザベスを見に来たとき以来。
船側からターミナルを見たのは、初めてだ。
予約した人たちだけの乗船だけど、お客さんでいっぱい。
せっかく乗ったのだから…といろいろ見たくなってしまって、降りるのが惜しくなる。
ただ、これはどういうものなのだろう?とか、気になるものがあっても、聞きづらい買ったり、調べづらいのがちょっと残念。
東京国際クルーズターミナルでは、イタリアを紹介するイベントが行われていた。
ターミナル側から、アメリゴ・ヴェスプッチ号を見る。
こちらでは、Made in Italy のさまざまなグッズが販売されていた。
その前には、イタリアの諺みたいなことが大きく書かれていた。
とても興味が出てきたので、もうちょっと説明が欲しい。
アメリゴ・ヴェスプッチの映像や、これまでに日本とイタリアで開催された、聖火のトーチなどが紹介されていた。
時間があれば、もうちょっとじっくり見てみたかった。
ほとんでネガティブ情報しか伝わってこない、大阪万博。
イタリアは、イメージキャラクター(ゆるキャラ)と、立派なパビリオンを建設して、参加するようだ。
アメリゴ・ヴェスプッチの乗船申込サイトも、ちょっと独特な日本語表現のところがあったが、イベント全体を通じて、イタリアテイストというか、イタリアのデザインが、あちこちで垣間見えたのは、とても興味深かった。