7546 気になる兵庫県知事の記者会見
今年3月下旬にあった兵庫県の幹部職員からの内部告発以降、兵庫県知事に注目が集まっている。
告発を受けた知事は、告発をした幹部職員を懲戒処分を行い、その内容を一切認めることなく、知事の職務を続投している。
そして、告発をした幹部職員は死を持って抗議すると、7月に自殺してしまった。
この経緯だけでも、きわめて異常な状況であるかわかるが、事態がどんどん悪化しているのは、この知事のその後の記者会見のでの発言によるところが大きい。
そして、その会見でのあまりにひどいやり取りの模様がYouTubeで公開されていて、ついつい覗いて見てしまう。
自分への告発に対しては「事実無根」「嘘八百」と全面的に否定し懲戒処分をするくせに、その決定の詳細については、個人情報保護の観点から公開できないと言って逃げ続けていたり、アンケートで多くの職員からパワハラの指摘を受けているにもかかわらず、仕事上厳しく指導することもあり業務上適切に対応しているだけと述べている。
物を投げたり助手席を蹴るなどの行為の、どこが適切なのかさっぱりわからないし、こうした自分の行為に対する考えや、県幹部職員の懲戒処分に至る詳細な詳細についても、百条委員会まで対応できないとしていることから、否応なしにも百条委員会に注目が集まる。
彼は、偽証が罪に問われる百条委員会で、彼はどのような発言をするのだろうか?
最悪のケースは、これまでと同じ理由にならない理由を並べ立てた上で、その百条委員会の直前に辞職してし逃げ切ることだ。
あまりのひどい会見内容を見ていると、もうその覚悟ができているような気がしてならない。
事実上2人を死に追いやり、ほとんどデタラメと言っていいほどの会見を重ねてきた知事が、急に本当のことを言うとはとても思えないからだ。