[社会の窓]たしかに台風は襲来したけど…
2、3日前くらいから、都心など関東各地でも災害級の大雨や暴風をもたらす台風が接近すると、ニュースなどで大きく取り上げられていた。
そんななか、東海道新幹線が早々に終日運転中止を決めたのは、少し驚いた。
最悪の事態を想定して…ということだったのだろう。
そして、台風が接近する今日は、時折強い雨は降るものの、最近のゲリラ豪雨と比べれば、それほどでもない状況が続いた。
東京駅の様子を見たのは、お昼ちょっと前くらいだったが、困っていそうな人たちを何人も見かけた。
台風のような自然現象は、予測も対処も難しいとは思う。
ただ、いろいろ検討したうえでの判断だとは思うが、今回のように想定された状況が変わったのであえば、それに合わせた対応できる準備も考えられないだろうかとは思った。
今後、勢力の強い台風が近づくことがより頻繁になる可能性は高く、その度に運休しか選択肢がないままでよいのだろうか?
そして、テレビなどのマスコミも、当初よりも影響が小さい状況になりつつあるということがわかってきたら、正しく伝えるべきだと思った。
当初想定された”災害級の大雨”が降る確率が極端に下がっても、可能性がある限り伝え続けるというスタンスは、何の意味もない。
むしろ次に来る、”本当の”災害級の大雨のときの被害者を生むだけになるのではないかと心配になる。