7520 羽田空港アクセス線はりんかい線方面も同時開業
JR東日本が計画している「羽田空港アクセス線」の3つのルートのうち、これまで田町駅付近から分岐して、羽田空港に至る「東山手ルート」については着工していたが、今日、東京臨海部を経由する「臨海ルート」も同時開業するというニュースがあった。
このルートは、すでに、東京高速臨海鉄道りんかい線が走っているので、実現が決して難しいルートではないのはわかっていた。
しかし、りんかい線が別会社で同区間の運賃授受ができない点が懸念されていたから、この問題をどのように解決するのかに注目が集まっている。
今回の発表では、この点について触れられていない。
京葉線への直通はしないで新木場止まりにするのではないかという意見が多かった。
これなら、たしかにJR埼京線がりんかい線に乗り入れているのと全く同じで問題はないが、これでは、東京ディズニーリゾートや、幕張メッセ方面に行く人は、全員新木場駅で乗り換えを強いられる。
ただでさえ混雑している新木場駅が乗り換え客でごった返すのは、避けたいはずだ。
しかも、りんかい線と京葉線は線路がすでに繋がっていて、利用者にとっては、直通運転するのがもっとも利便性が高いのはいうまでもない。
運賃回収はもちろん大事だが、なんとかよりスマートにスムーズな運行ができるように期待したい。
設備は整っているのに問題が“運賃計算だけ”というのは、なんとも惜しい気がしてならない。
2031年の開業見込みだそうだ。