7495 水上廃墟群再訪
かつては、建物自体の古さは否めないものの、建物の外は比較的整っていたと感じていたが、今日見ると、完全な廃墟と化していた。
建物の中にあった什器類が無造作に屋外に運び出され散乱していた。

水上駅を過ぎて、水上温泉の市街地に差し掛かるところにあった、旧「蒼海ホテル」。
こちらは、以前来たときには、取り壊しの途中で止まっていたようだったが、すでに建物はなくなり、どうやら別の事業者によって新しい宿泊施設がオープンしているようだった。
詳しいことはわからないが、向かいにあった廃墟も撤去され更地になっていた。
駅から水上温泉に向かう入口に、向かい合わせに建っていた巨大な廃墟がなくなったことで、雰囲気が変わった感じがする。
旧「ひがきホテル」は「ホテル一葉亭」を経て閉鎖されたままだったが、ついに取り壊しが行われているようだ。かつて利用したことのあるホテルだから、特に気になる。
水上駅にもっとも近い旧「ホテル大宮」の“廃墟ぶり”は相変わらずで、良くも悪くも変化ない。
こうして見ると、あちこちで再開発が始まった感じがする。
今後水上周辺がどのように変わっていくのだろうか。
個々の建物が新しくなっていく一方で、温泉街だけが取り残されることのないようにしてほしいと思う一方、街並みがリニューアルされ過ぎてしまうことの不安もある。