7493 湯檜曽駅
明日まで水上で一泊。
ひと通り夕食が済んだあと、せっかくなので出掛けることに。
一度行ってみたかったJR上越線湯檜曽駅へ。
湯檜曽駅は上り線が地上で、下り線がトンネルの中にある構造になっていて、これは、ひと駅隣の土合駅とまったく同じだ。
でも、土合駅がの下り線がこちらはとてつもない長い階段を使わないといけないこともあって、“モグラ駅”としてとても有名な一方、階段を使うことなく上り線の乗り場に行くことができる湯檜曽駅は、ちょっと地味かもしれない。
1日わずか5往復しか走っていないので、走っている列車を見るチャンスも限られてしまう。
今日はたまたま時間の都合がついて、湯檜曽駅20時57分発の列車を狙って駅に着いた。
コンクリート打ちっぱなしの入り口から、正面のトンネルが長岡方面の下り線、左側の階段が高崎方面の上り線となっている。
とりあえず、まっすぐ下り線へ。
当然ながら、誰も客はおらず、周囲は静まり返っている。
ちゃんと時刻表通り電車が来るのか不安になる。
しばらくすると、何の予告もなく、遠くから列車の音が近づいてきて、長いホームの真ん中あたりに止まった。
扉は開かないので、その間静かに停車したあと、そのまま長岡に向けて出発していった。
ふたたびトンネルに静寂が訪れる。
せっかくなので、上り線へ向かう。
エレベーターとかエスカレーターなんてあるわけもなく、階段でホームへ。
下り線ホームのはなかった待合室があった。もう列車は来ないが、明かりはついていた。
明かりで照らされているところ以外は、本当に真っ暗で何にも見えない。
万が一ここで何かが起きても、誰にも知られることはないだろうなぁ…とちょっと怖くなるくらいだった。