7091 感染防止ではなくてクレーマー対策?
実は、本当は昨日、大磯まで出掛ける予定だった。
1年に1日だけ虎御石が御開帳されるので、その参拝に行くためだ。
この御開帳は、コロナ禍で、2020年、2021年と中止だった。
そして2023年の御開帳はあるのかどうかについては、公式サイトはおろか、大磯町の観光サイトにも記載がなかったから、思い切って直接お寺に電話してみたら開催されると聞いた。
ただ、その後も、関係していそうなWebサイトには一切告知などがないままだったが、行く前日になってようやく、地元のニュースを紹介するサイトで取り上げられた(虎御石まつり復活)のを見つけた。
しかし、気になることが書かれていたことに気づく。
今回のご開帳でも引き続き、新型コロナの影響を鑑みて、虎御石に触るのではなく「手をかざす」お参りを同寺では呼びかけている。
触ると安産や厄除け、大願成就のご利益があるという「虎御石」に手をかざすだけ…?
もともと行きたかったおじゃこは、これに意気消沈。
自分は行ってもいい気もしたが、やはりあまり乗り気ではなくなってしまったので行くのをやめることにした。
それにしても…と思う。
新型コロナウイルスの影響を鑑みて…っていう理由は、いったい誰のためなんだろう…と、あらためて思ってしまう。
新型コロナウイルスの感染は、当初接触感染の可能性も指摘されていたが、研究が進んだ結果、飛沫感染やエアロゾル感染などと比べて、媒介物を介した新型コロナ感染のリスクは、わずか1万分の1未満であることがわかっているという。
1万分の1…ほとんど気にしなくていいレベルの値だが、こうした情報はなかなか伝わらない。
この数字は、交通事故で死亡する確率と同じらしい。
交通事故が怖いからと外出しないことはまずないのに、新型コロナウイルスとなると基準がころっと変わってしまう感じだ。
いや、新型コロナウイルスが怖いのではなく、単純にクレーマー対策なのだろうな。