7042 おおくままち見学ツアー
今日もいい天気!
昨日に比べると、風もおさまって過ごしやすい一日になりそう。
今日からは、学校が再開されるということで、近くの校舎を見に行ってみたら、なんと、まだ建設中だった。
工事が遅れて、実際にこの校舎で学ぶのは、2学期からだそうだ。
その大熊町立学び舎ゆめの森の始業式(始まりの式)に、たまたま立ち会うことになった。
これも何かの縁だろうか。
おおくままち見学ツアー参加のため、大熊町役場に集合。まずは話を伺うために向かったのは、ほっと大熊だった。
今日はいつもの会議室が、学び舎 ゆめの森や、始まりの式で使われているためだそうだ。
参加者は6人。
NPO法人関係者の方、金融機関関係者、原発に興味があって自分の進路にも影響した方など、全員町外の人たちだったが、町民が参加することもあるという。
午前中は、町の紹介と震災体験についての話。
大熊町は現在の人口は9984人で推計で954人が居住しているという。
ただし、750人は、東京電力の関係者が占めているそうだから、復興が始まったばかりなのだと実感する。
震災体験の話はこれまでときどき聞いているが、地震や津波だけでなく原発事故が加わって、突然、人生が振り回されることになった大変さを語ってもらう。
午後からはワゴン車で移動。
元は児童館だった大熊町移住支援センターを見学。
パネルなどで震災前の街の様子などの説明を聞く。
続いて、インキュベーションセンターへ。ここは、かつて大野小学校だったところを改装して、大熊インキュベーションセンターとなった。
ビジネス交流や実際のビジネスの場として利用してもらうために作られたそうだ。
センター内を案内してもらう。
小学校だったこともあって、あちこちに小学校の名残があるのが面白い。
図書館だった場所は、地震により長らく本が落ちたままになっていたため、本の跡がくっきり残っていて時間の経過を感じさせた。
かつて放送室だったところは、遠隔会議の場所に活用されているが、落書きがそのまま残っている。
なぜか相合い傘ばかりあってとても微笑ましい。
建物は小学校だが、使われている設備は最新のものなので、仕事や会議などはとても捗りそうだ。
復興支援のためにも、遠隔で仕事ができる人たちが、短期間でもいいから利用してもいいんじゃないかと思う。