6987 入院(2日目)
いよいよ手術の日だ。
9時半から開始とのことで、おそらく一番最初なのだろう。
あまり良く寝られず、夜中、巡視の看護師さんが何度も見回りに来ているのはわかった。
少し寝られたときに、ちょっとだけ夢を見た。
手術のおかげでものすごく見えやすくなった…という夢。
もっとも、今でも別に見えないということはなく、困ってることもなから、かなりオーバーな夢ではあるが、それでも悪くなるよりは全然良い。
昨夜、ずっと目と頭が痛いといっていたお年寄りの男性は、今朝は痛みが落ち着いたようだ。
手術自体も気になるが、その結果、どんな感じになるのか、想像がつかないために、不安で仕方がない。
“自分の目”で見る最後の景色のような気がして、なんだかとても悲しい気分になった。
手術室に呼ばれたのは、予定より30分ほど遅れた。
車椅子に乗せられ、手術室へ。
眼科の美容室の座席のような手術台で、少し顎を上に向けるような感じになる。
実際の手術は、やはり予想通りのしんどさだった。
麻酔の効き方もあるのかもしれないが、どうして痛みが出てしまい、ところどころで体をよじらせてしまった。
その痛みのせいか、ひどい頭痛も大変だった。
予定では45分ということで始まったが、実際には1時間以上掛かって、手術自体は、無事終了。
行きは車椅子なんて使わなくても…って思ったが、手術後のしんどさを考えると、車椅子以外は考えられないくらいだった。
鎮痛効果のある点滴をしてもらう。
少し落ち着いたところに、手術時間との兼ね合いで食べられなかった朝食と昼食が同時に出てきた。
食べても食べなくても費用が同じ…ってことで両方食べることに。
まぁ食べられるってことは、体調自体はそれほど悪くないってことだろう。
朝食+昼食をとったあとはしばらく寝てしまった。