6918 東洋文庫ミュージアム
今日は、駒込にある東洋文庫ミュージアムというところに初めて訪れた。
東洋学への興味を持ってもらうことを目的として開設された博物館で2011年10月にオープンしたそうだ。
オープンから10年以上経っているが、とてもきれいで新しい感じがした。
展示室に入るとすぐ、蹴鞠やサッカー、ラグビーといったワールドカップサッカーにちなんだ展示に続いて、ワールドカップ開催地であるカタールなどに関連した展示があった。
続いて、階段を上がると「モリソン書庫」となる。
まさに、これが”東洋文庫”で創設者である岩崎久彌がモリソン博士から買い上げた、東アジアに関する絵画や書籍という。
まさに”映える”雰囲気だけど、これは飾りではなく、実際に活用されているようで、ところどころに、貸出されている印があって、本を取り出すための脚立も置かれていた。
そして、今回のメイン展示である企画展へ。
今年が鉄道開業150周年記念ということで、本のなかに登場する古今東西のさまざまな乗り物を紹介している。
鉄道はもちろん、移動に用いた馬、船、そして空想上の乗り物まで登場する。
原則として写真撮影もOKだ。
ただ、ここは、本が中心の博物館なので、展示は基本的に本ばかりだから、正直、それほど写真映えする展示はない。
でも、どれも解説が丁寧なので、飽きずに楽しむことができる。
乗り物にちなんだ本を紹介しているが、これはつまり膨大な資料のなかから企画に合った内容を選び出しているのだからすごい。
しかも書いてある文字も、当然ながら、極めて古い日本語であったり、外国語であって、それを読み解くだけでも大変なはずだ。
なかなか興味深く面白い内容だった。