6840 台風14号
まるで連休を目掛けてやってきたような台風14号は、今日日本に上陸。
極めて勢力が強いことから、少し前からたびたび特に警戒するよう呼びかけるニュースが伝えられていた。
最近、台風や大雨が降るとそのたびに大きな被害が出ることが多く、特に鉄道では被災によってかなりの長期間の運休を余儀なくされるケースもある。
ただ、どうしても気になってしまうのは、こうした警戒の呼び掛けで使われるときに使われる「数十年に一度」とか「これまで経験したことのない」といった表現だ。
今回は、これまでの台風と比べても本当に強かったようだが、あまりに頻繁に使われるようになってしまったせいか、正直に言うと“響かなく”なっている感がある。
これほど“たびたび”同じフレーズを聞くことになると、多くの人たちに警戒感を持たせることができるだろうか…と思えてくる。
もちろん災害には備えないといけないし、ニュースで伝えられるから多く感じるだけで、実際にそれぞれの地域に絞って見たら、“本当に”数十年に一度だったり、これまで経験したことのないくらいなのかもしれない。
でも、実際、あまりに災害が多く、被災することが決して特別なできごとではなくなりつつある感じもする。
そう考えると、もうこうした言葉に呼び掛けられることなく、毎回警戒することが必要な時代になったと考えるべきなのかもしれない。
身近で被災することが増えたり、自分自身が被害に遭うことが増えてくるだろうから、そうなると嫌でも警戒することになるだろう。
本当に大変な時代になったと思う。