6822 ”日月年”
先日鑑賞したリヒター展で、紹介されている作品名がちょっと気になった。
タイトルは「2021年10月5日」
その下に、
10.5.2021
とあって、さらにその下には、
5.10.2021
とあった。
これはいったいどういうことかと思ったら、上から順番に、日本語、英語…そして、どうやらドイツ語ようだ。
年月日の表現は、単位の大きな期間から順番に小さくなるというのが、とても自然に思うのだけど、海外では違うのだ。
英語は”月日年”で、ドイツ語は”日月年”となっていて、年月日という並びだけでも、こんなにバラバラなのも興味深い。
これが、西暦が4桁で表記しているからまだいいけど、これが2桁だったら、こんなことになってしまう。
21.10.05
10.05.21
05.10.21
10月にも見えるし、5月にも見える。
21年にも見えるし、10年にも、5年にだって見える。
契約などの重要書類で日付が入る場合には、かなり気を付けないといけないだろう…って、英語やドイツ語でやり取りする可能性など皆無等しいのだけど。