6802 自分には見えない世論の顔

社会・政治・事件

国会議事堂(2012年12月)
国会議事堂(2012年12月)

今日のニュースで内閣改造の顔ぶれが伝えられていたが、今のこのタイミングで、いったい何のためにやってるのか、さっぱりわからない。

これは、あくまで与党のためだけに行われているのであって、国民のためとか、日本のためといった考えなどは、これっぽっちもない気がしてならない。

実際、出てきた顔ぶれを見たらわかる。

そして、自民党にはこういう人材しかいないのかと思ってしまう。

内閣改造で、わざわざ大臣を変える手間は決して小さくないはずで、そこには時間と費用が掛かるのだって容易に想像できる。

そこまでしてやる意味があるのかと思ってしまうが、国民不在と思われるようなことをしても、内閣改造をするとなぜか内閣支持率が上がってしまう”仕組み”ができあがってるのだから不思議だ。

これで結果的にお墨付きを与えてしまうのだから、不可解に見える内閣改造をするのも無理もないのだ。

なぜ何もしてないのに支持率が上がるの?…と毎回思うが、きっと今回もなぜか上がってしまうのだろう。

こういう不可解なことが起きるたびにいつも思うのが、支持する人たちの顔がまったく見えてこない…ということだ。

”世論”というものは、いったいどこにあるのだろう?

ここ最近、選挙に行くことが大事と言われるようになっているが、投票率はさほど変動もない一方で、なぜ?と思ってしまうような人たちの当選が目立つ。

一部では、それなりの知名度のある人でも落選することもあるから、それなりに選挙の意味はあるのかもしれないが、落選するような人は、そもそも”些末な結果”にすぎない。

結局これが世論だといわれると、ぐうの音も出ない。

これって、仕方がないと諦めるしかないのだろうか。

Posted by ろん