6752 さんぽセル
ランドセルをキャリーケースのように引くことができて、取り外すことなく、そのまま背負うこともできる「さんぽセル」がいま話題になっている。
これにけっこうな批判が集まったそうだ。
「子どものころに楽をしてはいけない」とか「両手を開けないと危険」だとか…たしかに、もっともなことではある。
しかし、昔と違って、ランドセル自体の重さに加えて、教材自体重くなっているということや、パソコンやタブレットなどの機器などもあって、5kg〜6kgほどになっているのも事実なのだ。
“米袋”を担いで小学校を往復していると考えたら、その大変さが想像できる。
考え方の違いから、どうしても賛否両論となってしまうが、現状を理解しないまま批判をすることは問題だと思うし、ランドセルの効果や意味をあらためて考える必要もあるだろう。
そもそも教材を持ち運ぶこと自体に意味があるのか?
そもそもランドセルでなければならないのか?
ランドセルのメリットが失われることに問題はないか?
こうした教育現場で起きる賛否両論は、とても意味のある教育題材だと思う。
子供たちを交えて、いろいろと議論したらいい。