6693 撮り鉄殺到に思う
八王子駅で男性がホームから線路に転落したのは、いわゆる”撮り鉄”が殺到したのが原因らしい。
転落した男性は、当初一般人と言われていたが、撮り鉄だったいう説もあり、実際のところははっきりしない。
ただいずれにしても、撮影目的で多数の人が集まって、列車の運行に支障をきたしたということは事実だ。
こういうことが起きると、当然ながら、批判の声が集まるのだけど、そのたびに、いつも気になるのは、実際に写真を撮る人たちの意見が皆無であるということだ。
たくさんの意見やコメントが寄せられているものの、当事者に近い立場の意見を見たことがない。
自分が勝手に想像する彼らの考え方…それは、「自分の手で珍しい瞬間を最高の条件で記録したい」ということではないだろうか。
誤解されることが少なくないが、彼らはお金儲けでやってるわけでもないし、ましてやお金を出して他人の写真を買おうなんて、これっぽっちも思っていない。
だから、ふつうの人からすると、なぜこれほど強引にでも写真と撮ろうと思うのかと思うだろう。
でも、これを”収集癖”と考えたらどうだろう?
何かを集めるということに理由がないのと同じで、いい写真を集めたいだけなのだ。
そんな感じで、彼らの気持ちもわからなくはないのだけど、それはあくまでルールを守り、他人に迷惑をかけないという前提があってのことだ。
このままでは、いずれは厳しい規制が課せられることになるだろう。
以前は、これほどまでひどいことはなかったのだけど…やはり、鉄道ファンが増えすぎてしまったのだろうか。
_