[社会の窓]ソメイヨシノ
昨日、東京でソメイヨシノの開花が発表された。
近所のソメイヨシノは、まだほとんど咲いておらず、見つけられたのは、わずかに木から直接咲いた一輪の花だけだった。
このクールで、もっとも見応えのあるドラマ“ミステリという勿れ”で、主人公の“整”が、ソメイヨシノがすべてクローンであることに触れ、こんなことを言っていた。
ということは僕が昔よく見てた桜も、今見てるこの桜も同じ遺伝子を持ってるってことで…。
時間も場所も越えて同じものを見てるのが何か不思議だなぁって。
なるほど、言われてみれば、その通りだ。
ソメイヨシノの見え方が変わってきそうだと思った。
ただ、つい先日こんなニュースもあった。
全国のソメイヨシノ、上野公園の4本から広がった? 学会で発表
ソメイヨシノを巡っては2015年、上野公園の1本が原木の可能性があるという別の調査結果が発表されていた。今回、同研究所が公園内の動物園正面近くに植えられた4本のDNAを分析したところ、すべて違うグループに属することが分かった。
このニュースによれば、原木1本から広まったのではなく、4本だったかもしれないという。
まだ、ハッキリしていないようだが、できれば、1本のほうが、なんとなく夢があっていいような気がしてしまう。